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2016
1/9

実力養成会通信 第216号 ”全ての教科の要は、「国語力」”  の巻

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実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、広島のY君、

総合進学塾宇都宮スタディーフィールドのみなさん、八雲のG君、こんにちは。

センターまで、

あと、7日です。

 

今日のテーマは、

「国語のできる生徒は、全教科において出来る!!」という話です。

 

以前、私が働かせてもらっていた予備校で、マーク模試の国語の点数と他の教科の点数の

相関関係を調査したデーターを見せてもらったことがあります。個人差は、それなりにあ

りますが、

 

国語の点数の高い生徒は、英語も取れている。

同様に、数学も取れているし、他の教科全般にとれてました・・・・。

国語の点数と、他教科の点数には、かなり強い相関が認められました。

この他にも、強い相関が認められたのは「数学と物理」です。

それ以外は、ありませんでした・・・・・

 

いろいろな場面で、「国語はすべての基本」とおっしゃる先生たちは多いと思いますが、

 

まぎれもない事実です。

 

私も、全くの同感です。

 

 

なぜ、国語が大事か?

私が実感している理由は、以下の3点です。

 

①「(問題文を)読むスピード」

 

②「(問題文の意図を)正確に読み取れる」

 

③「(問題文から)出題意図、問題文に隠された「ヒント」を読み取れる」

 

数学では、特に、③が決定的なポイントとなります。

特に、2次試験の時です!!

難関大学になればなるほど、「問題」は練りに練り上げられた問題となっています。

それを一つ一つひも解いていくわけです。

ゴリゴリの力任せでは、絶対に解けません。

次のような自問自答を繰り返します。

 

「えっ!! これを求めれってこと?」

「与えられた条件は、これしかないし・・・・(泣)」

「なんか、見落としてる!!  絶対になんか”裏”があるはず」

「待てよ、(問1)の結果を、上手く活用する方法はないか?」

「こんな計算、馬鹿正直にやったって絶望的!! なんか工夫しなさいってこと!!」

「”求める”ことより、(問2)の結果をどう活用できるか? ここに集中だ」

「この問題のテーマは(問4)だ、(問1)(問2)(問3 )の連動性を今一度考えてみよう」

「唐突に(問)2で、これを求めて、か・ら・の(問3)????  必ず意図があるはずだ」

「(問4)がgoalなわけ。問3は、その一歩手前、ならgoalから逆算してみたら?」

「問題文の条件を、図に書いたけど・・・・見えてこない・・・ちっきしょう・・見えない・・・・そしたら・・・こっち方向から見た図で考えてみたろどうだう?・・・・そうだそうだ ”2カメさん” の映像で・・・」

 

私自身も、このような「自問自答」を繰り返しながら、

日々、難関大学の”2次試験を解いてます。

 

問題文を深く読む・・・・・・

問題文に隠された条件、ヒントを見逃すことなく読み取る・・・・

作問者の立場に立って、作問者目線でロジックを組み立てる・・・

 

まさに、国語力そのものです・・・・・

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。