今回の定期考査・・・・『背理法』が試験範囲の高校がいくつかある。
この『背理法』は、”集合と論理”という領域に含まれる。
数ⅠA全体で見たら、マイナーであり、地味であり、その影は薄い!!
確かに、“理に背く”と書いて、背理法・・・・・
しかし・・・決して『背く』ではない!!
数学は、いかなる時も、”理” に対して、真正面から向き合っている(怒)
だが・・・・生徒の学校ノートを見せてもらうと、
ほとんど、『理に背く』と書かれてある・・・・・
高校数学の立場からすると、その通りだ(笑)
そんな中、なんと・・・・ある生徒のノートに・・・・・
またの名を『帰謬法』と書かれていた!!
うぉ~っ!!
この『背理法』は大学数学でも頻繁に登場する!!
『帰謬(きびゅう)法』と呼ばれる。
数理論理学を語る上で、この『帰謬法』無くしては語れない!!
『帰謬法』を生徒に伝えるって事は、そもそも・・・・数学を愛してるってことだ!!
『現代数学は、集合論の上に構築されている』と言われて久しい。
その一つの意味として、
現代数学の基本概念の多くは、この帰謬法による!!
名前からして・・・・いいイメージがしない『背理法』
実は、すっごい”ヤツ”ってこと!!
大学数学では、微積以上の花形選手!!
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。