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2020
9/8

実力養成会通信 第1614号 ”「理」に背く?” の巻

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今回の定期考査・・・・『背理法』が試験範囲の高校がいくつかある。

この『背理法』は、”集合と論理”という領域に含まれる。

数ⅠA全体で見たら、マイナーであり、地味であり、その影は薄い!!

 

確かに、“理に背く”と書いて、背理法・・・・・

 

しかし・・・決して『背く』ではない!!

 

数学は、いかなる時も、”理” に対して、真正面から向き合っている(怒)

 

 

だが・・・・生徒の学校ノートを見せてもらうと、

ほとんど、『理に背く』と書かれてある・・・・・

高校数学の立場からすると、その通りだ(笑)

 

 

そんな中、なんと・・・・ある生徒のノートに・・・・・

またの名を『帰謬法』と書かれていた!!

 

 

うぉ~っ!!

 

 

この『背理法』は大学数学でも頻繁に登場する!!

 

『帰謬(きびゅう)法』と呼ばれる。

 

数理論理学を語る上で、この『帰謬法』無くしては語れない!!

 

『帰謬法』を生徒に伝えるって事は、そもそも・・・・数学を愛してるってことだ!!

 

『現代数学は、集合論の上に構築されている』と言われて久しい。

 

その一つの意味として、

現代数学の基本概念の多くは、この帰謬法による!!

 

 

名前からして・・・・いいイメージがしない『背理法』

 

実は、すっごい”ヤツ”ってこと!!

 

大学数学では、微積以上の花形選手!!

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。