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2020
9/12

実力養成会通信 第1618号 ”札幌南高志望の中3生、保護者の方へ” の巻

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昨日の実力養成会通信”札幌南高の進路実績について” を受けて、

4件のメールをいただいた。

まずもって、ありがとうございました。

 

うち、2件は、札幌南志望の中3生の保護者の方。

1名は市内、もう1名は北空知にお住いの方。

実は・・偶然にも、北空知出身の南高生も実力養成会に在籍しています!!

 

【北空知出身M君です】

 

さて・・・・・メールの中にありました、“数学の進み方”についてです。

 

保護者の方が書かれていたように、“新幹線並み” のスピードで進んでます!!

 

確かに、塾の先生のおっしゃる通りですが、誤解も少し、あるように思います。

 

そこには、明確な意図があり、生徒の定着状況を無視した、無機質なカリキュラムではあ

りません。

中学の時の「スタンダード」は、南高では、全く、通用しません。

南高の場合、高1で数ⅠA、数ⅡBを並行して勉強します。

数ⅡBは、通常、高2生が勉強しますが、南高の場合は、高1から、

いきなり突入します。

 

でっ・・・・例年ですと・・・高2の8月一杯で、数学ⅡBを終了します!!

 

数ⅡBのあとは・・・・数Ⅲ(理系数学)に突入します!!

もちろん・・・・文系の生徒もです。ただし、数Ⅲは、評価の対象にはしません!!

 

実際に、南高の現高2生は、今、定期考査真っ最中ですが、

数学は、数Ⅲの『複素数平面』を勉強していますが、定期考査には含まれてません。

 

高3になると、文系・理系に完全に分かれ、受験数学に特化した授業になります。

 

確かに、こういった進み方については、色々な意見や考えがあると思います。

 

しかし、近年の、札幌南高校の合格実績を見る限り、

これを否定する理由は皆無です!

 

むしろ、こう言った進み方だからこそ、これだけの合格実績を実現し

てる・・・私はこのように考えてます。

 

ご存知のように、現行の教科書は、“平均的な高校生”を想定して作成されてます。

 

札幌南高に通う生徒は、平均的ではなく、“超優秀”です。

そういった生徒たちを更に高みへ引き上げるために、

“新幹線並み”のスピードで授業をすすめ、生徒に、相当の負荷を与えてるんです。

負荷かける!という点では、他にも数多くあります。

 

高1の時点で、北大の過去問、東大の過去問の改題なんかも、

普通に平常授業の中で扱われます!!

 

教頭先生以下、教科主任の先生、学年主任の先生らの“更なる高みへ、という思い”の結

“新幹線並み”のスピード・・・・・こういうことなんだと思います。

 

まずは、

今、お通いの塾の指示に従って、努力を継続することです!!

これが、基本です!

 

塾の先生たちにも、様々な経験・ノウハウをお持ちだと思います。

 

 

では・・・・普段から、南高生を指導させてもらってる立場で言わせてもらうならば、

『札幌南高校に合格する』勉強ではダメです!!

『札幌南高校へ進学する』勉強です。

南高校志望ということで、成績は優秀なはずです。

学校でも学年トップ。

お通いの塾でもトップレベル。

 

・・・井の中の蛙・・・・・お山の大将・・・・

こんな状況にはなってないと思いますが、

南高へ進学すると、まわりは、超優秀な生徒ばかりです。

授業のスピード、レベルも中学の時とは、全然比べ物になりません。

とにかく、「スタンダード」の基準が全然違うのです。

 

ある南高生が、つい最近、こう言ってました・・・・・

 

『中学校の時の勉強は勉強じゃない』

 

誤解を招く表現なので、捕捉します。

中学の勉強とは、”解けて当然の問題”ばかり解いていた・・・ということです。

南へ進学し、解こうとしても、解けない問題ばかり・・・・

解くために、どうしたらいいのか?

腰をすえて”じっくり考える”ということを中学時代はしていなかった・・

という意味としてとらえてください。

決して、中学の時の勉強を”下に見てる”ということではありません!!

 

 

『中学校の時、チヤホヤされ過ぎてた』

 

これは・・・・学校でも、通ってる塾でも、成績が優秀なので、

“自分は出来る”と錯覚してた【事実は”出来る”んです!!】・・・・・

本人の”おごり”だとか、”天狗になってる”ということではありません・・・

あくまでも・・・・本人の中の”スタンダードの基準”の問題です。

 

南高生の言ってた言葉・・・・

『中学の時の勉強は勉強じゃない』

『中学の時、チヤホヤされ過ぎてた』

これこそ・・・・真理だと思いました!!

 

 

本日も最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。