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2020
9/19

実力養成会通信 第1624号 ”オンライン学習について考える” の巻

ニュース

コロナによる長期休校は、

公立、私立問わず中学、高校のみならず、塾・予備校業界に対して

【オンライン学習】に真剣に向き合わせてくれた。

 

オンライン学習をいち早く取り入れたところもあれば、

そうでないところもある。

 

取り入れたから、良い・・・・

取り入れてないから、ダメ・・・・

そういうことではない。

 

要は、長期にわたる休校中、

どれだけ生徒を勉強に取り組ませたか?

 

ココが核心部分だ!!

 

 

そして、今・・・・・

【オンライン学習】の成果はどうだったか?

【オンライン学習】の是非、

【オンライン学習】の今後について検証すべき時期に来てる。

 

先日、朝のNHKの番組で

【オンライン学習】の特集が組まれてた。

 

全国各地の、高校、中学校で・・・・・・

公立、私立を問わず、

様々な試みがなされた・・・・

 

もちろん学習塾、予備校でもだ。

この番組は、

様々な角度から、検証するというモノだった・・・・・

 

 

“オンライン学習”・・・・・確かに“聞こえ”は、いい!!

 

“生徒全員にiPadを貸与して、オンライン学習にいち早く取り組ませました・・・”

 

こんな話を聞くと・・・何も知らない保護者の方は、“すっごぉ~いっ!!

となるだろう・・・・

 

 

でっ・・・・この番組における検証結果は、

 

皮肉なことに・・・・

 

笛吹けど踊らず!!

 

 

生徒は、最初の1週間は、興味本位で食いつく・・・・・・

 

その後は・・・・・

見ただけ、

聞いただけ、

ただ参加するだけ、

 

【効果なし】

 

 

 

どこに問題があるのか?

生徒側?

教員側?

理由は、いたってシンプルだ!!

 

どうやって、運用していくか?

ここだっ!!

 

 

例えば、全国展開してる、映像学習型予備校 の例で話そう。

 

今となれば、この予備校では、

授業は、すべてPC、iPad、スマホ等見れる。

 

いつでも、どこでも見れる。

 

見っ放し・・・

見ただけ、

聞いただけ、

これらを回避するためににな

受講後は、オンラインの確認テストを受ける。

合格するまで、次の授業は受けれない。

 

生徒の受講管理をすべく、各校舎には『担任』と呼ばれる社員が常駐する。

担任は、生徒の進捗状況、確認テストの状況を把握しつつ、

コンスタントに生徒と面談を行い、時には、受講計画に修正をかける。

 

週面談も実施する・・・・

先週一週間の受講状況の確認

そして

向こう一週間の受講計画の確認、

 

 

こういうシステムがあるからこそ、

そして、生徒の横で、共に伴走してくれる担任がいるからこそ、

生徒は、しっかりと受講を進めることが出来る!!

 

 

公立でも、

私立でも、

予備校・塾でも、

準備を整える事は条件さえそろえば、どこでも整えることはできる。

 

 

例えば・・・・・札幌開成・・・・・・

既に数年前から、生徒全員はiPadは手にしてる・・・

 

あるいは、某私立高校の〇〇クラス・・・

生徒全員にタブレットを貸与し、スタディーサプリを用い、家庭学習の励行をしてる。

 

現在、どれだけ活用されているのだろうか?

どれだけ、生徒に定着してるのだろうか?

ココにもまた・・・・”笛吹けど踊らず” の悩ましい現実がある。

 

私には、”生徒への丸投げ” のように見えてならない。

 

 

オンライン学習・・・・

核心部分は、

整えた環境の中で、どう生徒たちに運用させていくのか?

すべては、ココだ!!

 

 

休校期間中・・・・・

3つの高校のオンライン授業(高2と高3)計5つ見せてもらった。

 

見せてもらったうちの3つは、授業と呼べるものではなかった・・・・

 

 

 

整えるべき環境を整えたうえで、

それをどう運用していくか?

 

そういった意味では、

映像学習型予備校の運営スタイルを模範として、

独自カラーを打ち出し、強力に推し進めない限り、

周到に用意した環境ですら、『絵に書いたボタ餅』になるだろう・・・

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。