今回の高2進研模試全道各高校の学校平均点から見えてくるもの・・・・
①札幌の東西南北、旭丘は、全道の中でも突出している。
これに続くのが、旭川東、帯広柏葉、釧路湖陵・・・・これは変わらない。
毎年のセンター学校平均点の順位とそう変わらない。
ちなみに・・その一部を紹介させてもらう。
皆さんがよく目にする“進路だより”風に書くと(笑)
札幌N高校、国数英総合平均点、177.7点
帯広H葉高校、国数英総合平均点、161.0点
②現高2世代、帯広柏葉高が例年以上に、とても”できる” 特に英語が凄い!!
地元の方なら、おわかりのはず。
十勝、釧路・・・特に帯広の中学生のほとんどは、ある大手の総合進学塾に通っている。
そのシェアは7割にも及ぶ。
その塾生たちが継続して高校部門の映像授業型予備校へ進む。
もちろん、学校の英語の先生たちのご努力もあるだろう、
と同時にこの予備校の存在と通塾率も忘れてはならない。
旭川東、釧路湖陵、函館中部でも、規模は、帯広柏葉ほどではないが、
同じような状況になっている。
③地方のトップ高については、数字的にとても悩ましい結果になっている。
これは、各地方の超優秀な生徒が、札幌のトップ高に集結してるという事と思われる。
私立では、各地方のトップ層は、立命館に集中している。
特に、十勝、釧路、オホーツク管内の優秀な生徒は、こぞって、立命館に集結する。
もちろん、立命館の魅力がそうさせているのだろうけど、
立命館の先生たちを始めとするスタッフの方々の営業努力も忘れてはならない。
もう、かなり前から、
管内の中学校はもちろんのこと、大小問わず様々な学習塾まで、営業をかけている。
私も、数年前、十勝の陸別出身の立命館生を指導させてもらったことがある。
④札幌圏の私立では、今回の模試に関して言えば、札幌光星が第一位!!
札幌光星が立命館、第一、札幌日大を抑え、
札幌の私立の中でトップ!!(北嶺は受験してない)
それと・・・・
藤女子の英語のレベルがとても高いことに驚かされる!!
札幌東高とそう大差はないっ!!
⑤札幌の準トップ高、中堅高とトップ高との差は年々、大きくなっている!!
道コン事務局の発表している各高校の”道コンSS”の順位と比較してみると・・・・
順位に大きな入れ替わりが見られる。
なぜ、こんなにも、差がつくのか?
やはり・・・・”環境の差” は大きいということだろう。
具体例を紹介しよう。
ナーバスな情報なので、具体的な高校名は伏せる。
札幌A高校
札幌B高校
道コンSSの違いはわずか1ポイントで札幌A高校が上!!
高2進研模試学校平均点
札幌B高校が札幌A高校より、3科目で23点も上!!
道コンSSと進研模試データは、母体そのものが全然異なるので、
単純に比較はできないが、一つの目安にはなる・・・・
道コンSSわずか1ポイントの違いしかなかったこの2校・・・
わずか・・・・1年足らずで大きな入れ替わり・・・
このようなケースが他にも3例もある!!
すべて札幌圏の話だ。
はっきりした原因は、わからないが、
色々な要因は考えられる。
しかし、事実であることに間違いはない。
それと・・・・高2進研模試は、全国的に見ると、いわゆる国立、公立、私立のトップ高
は、ほとんど受けてない!!・・・・・・
こういった高校は【学研ハイレベル模試】を受験してる。
決して、【井の中の蛙】 状態になってはいけない!!
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。
【追記】
学校から配布される”進路通信”などに、よく見られる
『札幌S高校』『札幌N高校』『札幌W高校』『札幌E高校』
『旭川E高校』『釧路K陵高校』などの他高校とのデーター比較がある。
保護者の方々も、一度は目にしたことがあると思います。
あるいは、学校の実施する保護者説明会の時に、
よく、模試結果について、他高との比較の説明がされる。
市内トップ高、管内トップ高の現場の先生たちは、
こういった状況をしっかりと把握されている。
このデーター(他高比較)により、
強化すべき、指導教科、指導ポイントに都度、修正をかけてるということだ。
現場の先生たちも、
この結果を真摯に受け止め、日々の指導に反映させているということも
忘れないで欲しい。