企業秘密にかかわる部分なので、すべてという訳には、いきませんが、
ある程度は、出し惜しみせず、お伝えしましょう!!
まず、国公立大学、数学2次試験の答案ですが、
基本的に、どこの大学でも、大問ごと一人の教官が受験生全員の答案を採点します。
例えば、北大で話しましょう
理系数学大問5番であれば、作問担当者(教授もしくは准教)及びその”とりまき”が
大問5番のすべての採点を行います。
すなわち、一人の教官が、受験生全員分およそ5000枚の採点をします!!
そのあと、違う教官が、一人で全答案をチェックします。
チェックは、2重、3重に超厳格に行われます。
採点は、事務方の徹底した管理の下、某教室で終日・・・・5日間かけて行われます。
最終的な数学の得点については、
事務方が大問ごとの答案をひとまとめにし、点数を計算します。
ここでも、また、2重、3重のチェックが行われます。
皆さんの想像を絶するくらいのこれでもかっ!!というくらいの厳格な管理の下、
公正、公平な採点業務が実施されてるんです!!
と、いうことを踏まえ・・・
どういう答案を書かなければならないのか?
スキのない合格答案作成術①
『ゆえに』『つまり』『したがって』『一方』『また』『さらに』
これらの接続詞を活用して、論証の流れを明確にすること!!
スキのない合格答案作成術②
『①、②よりyを消去して、次の式を得る』
『①を条件式に代入して・・・』
などのように”作業手順” ”作業内容” が見える答案作りをする。
スキのない合格答案作成塾③
なんの脈絡のない計算式の羅列は、まったくもって意味がない!!
しっかりと”方針を明示する”ことで、仮に計算が間違っていても、しっかりと部分点を
けずり取ることが出来る!!
いかに部分点を削り取るか?
それは、この”方針の明示”の仕方次第ということ。
《しっかりと部分点をゲットできる”方針明示”の具体例その1》
0<χ<1 の範囲において、曲線 y=f(χ) と直線 y=πa のグラフの上下関係が 入れ替
わるための条件が、求めるものとなる。
そこで、曲線 y=f(χ) のグラフを考える。
《しっかりと部分点をゲットできる”方針明示”の具体例その2》
よって、f'(χ)の符号変化は、分子の符号変化に一致するので、
分子をg(χ)とおき、g(χ)が符号変化を起こすための条件を考える。
スキのない答案作成術④
単純な式変形は極力、省略するコト!!
ただし、同値性が崩れる式変形については、
しっかりと明示するコト!!
具体的には、
χ≧0の下で、両辺を2乗すると・・・・
など。
他に、メッチャ重要で、”決定的” となるものがありますが、
それは、あえて、割愛させてもらいます!!
生徒へ個別で伝えていきます!!
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。