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2021
5/8

5/8.実力養成会通信 第1848号 ”ある生徒からの質問を受けて・・・” の巻

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世間一般の人の意見では・・・・

『数学は難しすぎる』⇒『難しいからわからない』⇒『わからないから出来ない』

だから・・・もっと易しくすべき!!

 

私の意見は・・・・・

『誰にでも易しいことはつまらない』⇒『つまらないと意欲がわかない』⇒『やらないか

ら出来ない』

だから・・・難しかろうとも、興味深い内容にすべき!!

 

教科書ベースを『平地』とするなら、それより、ほんの少し『小高い丘』に立って、

平地を展望する!!

ときには・・・『魅力的な山々』を見上げてみよう!!

 

こういった考えが根底にあります!!

 

 

 

先日、ある高3生徒から質問を受けました。・・・・・

 

『なぜ、χ=a sinθ とか χ=a tanθ と置くと、うまく計算できるんですか?』

『なんらかの法則性とか、あったりするんですか?』

 

 

この質問に、私は、感銘しました!!

 

 

普通の生徒であれば、このような事は、まず、考えません。

ただ、ただ、教科書に書かれてあるように、

先生の言うとおりに、

積分の計算技術の一つとして受け入れ、その習得に励む。

 

この生徒は、あるトップ高に通っており数学の成績は、学年トップレベルです。

 

逆に、そういうレベルの生徒だからこそ、

このような、モヤモヤ感を覚えたのです!!

 

そもそも・・・・数Ⅲの教科書には、様々な諸公式、諸定理がのってます。

しかし・・・・これらの諸定理、諸公式を厳密に証明することなど、

初心者には、荷が重すぎるから、”大人の配慮”により割愛し、

『このような問題は、こういう定理・公式に従って解きなさい』

という直感に委ねられた説明になってしまってます・・・・・

南高や北高、西高の先生たちの中にも、

こういったジレンマと闘われてる方は、必ず、いらっしゃるはずだと思ってます。

 

私は、この生徒の質問に対し、

『大学数学』の領域の話ですが、

理詰めで、説明させてもらいました!!

 

“魅力的な山々”を見上げました・・・・・・

高3生だからと言って、大学数学は、ムリだし、意味ないってことは、

全然ありません!!

理系数学のすべてのルーツは、大学数学にあるのです・・・・・

 

彼の”モヤモヤ”は、これでスッキリしました!!

 

 

私自身も、生徒たちと、魅力的な山々を見上げるべく、

日々の勉強は、実直に進めてます。

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。