世間一般の人の意見では・・・・
『数学は難しすぎる』⇒『難しいからわからない』⇒『わからないから出来ない』
だから・・・もっと易しくすべき!!
私の意見は・・・・・
『誰にでも易しいことはつまらない』⇒『つまらないと意欲がわかない』⇒『やらないか
ら出来ない』
だから・・・難しかろうとも、興味深い内容にすべき!!
教科書ベースを『平地』とするなら、それより、ほんの少し『小高い丘』に立って、
平地を展望する!!
ときには・・・『魅力的な山々』を見上げてみよう!!
こういった考えが根底にあります!!
先日、ある高3生徒から質問を受けました。・・・・・
『なぜ、χ=a sinθ とか χ=a tanθ と置くと、うまく計算できるんですか?』
『なんらかの法則性とか、あったりするんですか?』
この質問に、私は、感銘しました!!
普通の生徒であれば、このような事は、まず、考えません。
ただ、ただ、教科書に書かれてあるように、
先生の言うとおりに、
積分の計算技術の一つとして受け入れ、その習得に励む。
この生徒は、あるトップ高に通っており数学の成績は、学年トップレベルです。
逆に、そういうレベルの生徒だからこそ、
このような、モヤモヤ感を覚えたのです!!
そもそも・・・・数Ⅲの教科書には、様々な諸公式、諸定理がのってます。
しかし・・・・これらの諸定理、諸公式を厳密に証明することなど、
初心者には、荷が重すぎるから、”大人の配慮”により割愛し、
『このような問題は、こういう定理・公式に従って解きなさい』
という直感に委ねられた説明になってしまってます・・・・・
南高や北高、西高の先生たちの中にも、
こういったジレンマと闘われてる方は、必ず、いらっしゃるはずだと思ってます。
私は、この生徒の質問に対し、
『大学数学』の領域の話ですが、
理詰めで、説明させてもらいました!!
“魅力的な山々”を見上げました・・・・・・
高3生だからと言って、大学数学は、ムリだし、意味ないってことは、
全然ありません!!
理系数学のすべてのルーツは、大学数学にあるのです・・・・・
彼の”モヤモヤ”は、これでスッキリしました!!
私自身も、生徒たちと、魅力的な山々を見上げるべく、
日々の勉強は、実直に進めてます。
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。