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2021
5/21

実力養成会通信 第1861号 ”北大フロンティア入試元年” の巻

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大学入学共通テストが始まり、全国の大学入試大改革が本格的に動き始めてる。

 

北大も当然、様々な、大学入試改革に取り組んでいる。

 

その目玉である《フロンティア入試について見ていこうと思う。

 

 

4/25発行の【道新受験情報】だ。

フロンティア入試とは、分かりやすく、ザックリと言えば・・・・

従来の旧AO入試の進化版だ。まずもって・・・なによりも、”評定平均”だ!!

 

募集人員は、従来の54人 ⇒ 144人 だっ!!

 

 

これにより・・・・来年の入試は

 

一般入試枠は、全体で90人縮小となる!!

 

具体的には・・・

総合理系で35名

水産学部で20名

医学部保健学科35名(検査技術専攻の半数はフロンティア枠)

 

特に、医学部保健学科、具体的には”理学療法”と”検査技術”は激戦となり、

間違いなく、難易度は上がる。

 

 

さて・・・・

ご存知のように、北大の道内生占有率は、年々下降の一途をたどっており、

今年度は、過去最低だった。

今年の入学生の7割が道外生だ。

 

愚息も言ってた・・・・・

他の学生3名にも聞いてみたが、

皆、口を揃えて・・・

 

『まわりは、みんな本州の人たちばっかり!!』

 

 

これは、ある北大1年生から聞いた話だ。

仲の良くなった友人は、広島県出身のヒトだそうだ。

彼は、京大工学部志望だったが、共通テストC判定。

確実性を最優先して、北大総合理系にしたそうだ。

 

本州勢は、ほとんど、このようなケースらしい。

道内の受験生の学力が落ちてるということでは、決してない。

メールをいただいた某トップ高で進路指導を担当されてるW先生もおっしゃってた。

 

しかしながら・・・道内生の占有率が、年々下降している現実・・・・

 

この現実に、一番頭を抱えてるのが、何をかくそう、北大自身だ。

仕事柄、北大関係者に多数の友人・知人がいる。

 

実は・・・・昨年の秋、北大が・・・・旧帝の一角をなす北大が、

市内はもとより、道内の各高校に営業活動をかけていた!!

 

『フロンティア入試』の周知のためだ・・・・・・

 

いずれにせよ、

 

一般入試は、更に過酷となるのは必至だ

 

 

『近くて遠い北大』は、解消されるのか・・・・・それとも、

このフロンティア入試が、逆に足かせとなり、

大幅減となる一般入試枠は、本州勢に、さらに大きく喰われてしまうのか?

こればっかりは・・・・フタを開けてみないとわからない・・・・・・

 

いずれにせよ・・・・

今まで以上に、”ふんどし” を締めなおさなければ、簡単に、はじかれるってことだ。

 

 

札幌西高校を例にとろう。

 

高校3年生の夏休み明けの時点で、

理系は、学年30位~40位くらいにつけてないと合格はかなり厳しい!!

文系は、学年20位~30位くらいにつけてないと合格はかなり厳しい!!

文系に関しては分からないが、実際に、理系で40位以下の生徒は、

誰一人として合格していない。

愚息は、この春、札幌西高を卒業した・・・・

憶測だとか、思い込み無しのまさに、リアルな現実だ。

この”目安”も・・・・一般入試枠の大幅減で、さらにハードルが高くなるということだ。

 

 

 

 

本日も最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。