ニュース・ブログ

2016
6/22

実力養成会通信 第356号 ”『四当五落』は、もう古い!?” の巻

ニュース

先日、ある一浪生のお母様と面談させていただきました。

自宅で、ゴロゴロしているお子さんを歯がゆく思い、ついついキツイ一言を言ってしま

う・・・・・それにカチンっと来た息子さんと口論・・・・・

こういう話は、このご家庭に限ったことではなく、どこのご家庭でもあります。

(今野家でも当然あります・・・・・)

 

さて、このお母様が『四当五落』のことについて、お話されてました・・・・・

ということで、本日のテーマは、『四当五落』についてです。

 

『四当五落』

 

かつて、大学受験業界で、よく耳にするフレーズでした。

~睡眠時間が四時間の受験生は合格して、五時間の受験生は不合格となる~

 

このフレーズが意図するように、かつては、大学受験の合否は、”勉強時間の長さ”で決ま

る!!という暗黙の了解というか、そんな”都市伝説”的な価値観がはびこってました。

ですから、とにかく、睡眠時間を削ってでも、勉強時間を確保することにやっ気になつて

いました。

 

ところが、最近の受験業界では、全く、逆の傾向になっています。

ある受験雑誌のデーターによると、偏差値の高い難関大学の合格者ほど睡眠時間を長く

とっているのです!!

東大の合格者でも、9時間近く睡眠時間をとっている人も珍しくありません。

 

単純に、知識量の多さで、勝負が決まるのであれば、勉強時間が長い受験生が有利でしょ

う。具体的な例で・・・・・

『次の選択肢の中から、正しいものを一つ選びなさい~~』的な問題・・・・・

似たような用語が並んいで、その中から選ぶ・・・・こんな感じ。

この手のタイプなら、睡眠時間を削ってでも、ゴリゴリ暗記する方が有効です。

しかし、今の、難関大学の入試では、この手の問題は、ほぼ出題されません。

仮に、択一の選択式の設問であったとしても、用語を選ばせるのではなく、用語について

の正確で深い知識を問う設問です。

 

ですから、睡眠不足で集中力が低下し、暗記学習においても定着度に悪影響がでます。

 

このように、睡眠時間を削って勉強時間を確保しても、本当に、実のある勉強時間になり

得るのか?・・・・・・・ここがポイントです。

 

大学受験に関する常識は、今と昔とでは、大きく異なります。

昔のイメージにとらわれず、今のお子様の置かれている状況を冷静に観察することが大切です。

 

あわせて、氾濫している様々な受験情報に振り回されず、冷静に取捨選択することです。

世間一般で、言われてることとして、親が子供(受験生)に口を出すのは、子供のためとい

うよりも、親が(子供の受験が)不安で仕方ないために、口を出すケースがほとんど・・・

このように言われています・・・

親の自己満足のために口を出す・・・・ということではなく、本当に、子供のためを思っ

て口を出すというのであれば、やはり、今の受験常識を知り、今の感覚を身に付けること

を優先すべきと思います。

 

 もしくは、私に、なんなりとご相談ください!!

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。