共通テスト日本史・・・・7割を超え、8割となるとそこには大きな壁が存在します!!
センター試験と異なり、口で言うほど、8割突破は、そう簡単じゃありません!!
共通テスト/日本史85点以上達成するための急所2点です!!
暗記主義の勉強と決別せよ!!
もちろん、基礎基本事項の暗記は大前提で、そこから・・・・さらに、
その時代の特徴、諸外国との関係性、時代精神、歴史事象の内容・背景に目を向けよ。
今日と明日にわたり【前編】【後編】で書かせてもらいます!!
グダグダと抽象的なことは、書きません!!
“既に実施されたリアルな模試”を基に確認していきましょう!!
85点突破のために、1点目!!
初見史料の全文をしっかりと意訳できるかどうか?
5月に実施されたある模試からの抜粋です。模試名は伏せます。
史料を読ませての内容合致(読み取れないものを選択)の鉄板問題ですね。
ちなみに、この史料は、教科書にも掲載されている”有名な”資料です!!
当然ながらそれなりの古文の知識も必要になります!!
ズバリ・・・・正解は④ですね(易)
◆①について
堺は会合衆によって統治されていたことは、これはもう基礎知識。
史料1行目にある『執政官』がキーワード!! これが会合衆であり、
彼らによって自治が行われていた!! この史料からバリバリ読み取れます。
◆②について
史料下から2行目にある『西方は海を以って、又他の側は深き堀を以て囲まれ、常に水充
満せり』の部分から、自然環境が防衛に適してたことが読み取れます。
◆③について
史料下から4行目にある『紛擾を起こす時は~』から住民による警察権が行使されていた
ことが読み取れます。
ちなみに・・・『紛擾』というワード初見で知らなくても、”内紛”の『紛』、そして”観
応の擾乱”の『擾』から『紛擾』が意味することは推察できなければなりません!!
◆④について
住人の信仰に関することは、まったく読み取れません!!
このような史料読解で大切なことは、日本史の基礎知識が備わっていることが大前提とな
ります。
本問においては堺・博多・京都に代表される中世の自由都市に関する諸々の知識があって
こそです。
出題者は・・・・”読み取れるかどうか?” を問うてます!!
知識の確認ではありません!!
必要なのは・・・・知識の活用です。
85点以上達成のために・・・・
★普段の学習からそこに描かれている民衆の暮らしや生活の様子、社会情勢に目を向
けながら、教科書、用語集を精読する!!
大前提となる基礎知識の習得、定着には一問一答は、必須!!
★本問の史料は、たまたま教科書掲載されてましたが、
共通テスト本番では、教科書などに掲載されていないような文献史料も出題されます!!
まさしく、その場で読み取り、設問に対して解答することが求められます。
普段の学習から、史料集、図説を徹底的に活用し『史料に慣れること』
★当たり前のことですが、共通テスト実戦問題等で経験値を積むこと
明日の実力養成会通信は、皆さんが最も苦手とする、表・グラフの数値の読み取りに
ついて書かせてもらいます。
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。