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2022
6/25

実力養成会通信 第2240号 ”共通テスト日本史85点以上達成のために【後編】” の巻

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本日、6月25日(土)も午前5;45より授業です。

20:30までビッチリと授業が詰まってます・・・・

早朝授業前に更新させてもらいます・・・・・・

私が実践している ”凡事徹底” の一つです。

 

 

 

共通テスト/日本史85点以上達成するための急所2点目です!!

 

多くの生徒が苦手とする・・・・

表やグラフについて数値の読み取る力があるかどうか?

 

 

実際に、6月に実施されたある模試からの抜粋です!!

分析力、類推力、判断力が問われる問題です。

正解は②と④です!!

まず・・・・大前提となるのが

下線部dの財政政策についての基礎知識を持ち合わせてる!! ということです。

 

つまり・・・・

1881年大隈重信らが政府から追放された”明治十四年の政変”ののち、

松方正義は大蔵卿に就任し、財政政策に着手しましたね?

大阪紡績会社が操業を開始したのが1883年です、このころ、

松方財政期です。

 

 

◆①について

資料Ⅳから1880年代前半には軍事費が拡大傾向であったコトが読み取れます。

『軍事費が削減』の部分が×

 

◆②について

資料Ⅱから松方財政期の1885年に銀兌換券が発行されたと判断できます。

当然〇です!!

 

◆③について

資料Ⅰから通貨流通高は1880年代前半に減少(グラフが右下がり)してるのが読み取れま

す!! 『通貨の流通量が増大』の部分が×

 

◆④について《難》

資料Ⅲから松方財政期に米・生糸が下落していることが読み取れます。

『地租を金納する農民にとって、負担が増大する事態がもたされた』は〇

 

 

本問は、知識だけでは得点できません、まさに・・・思考力が問われます。

設問に『この時期の財政政策に関して・・・・』とあるように、

この時期』ってどんな時期?   ココを把握できてたか?・・・・これに尽きる問題です。

『この時期』を把握できてるヒトにとっては、割とすんなり解けて、

把握できてないヒトにとっては何を言ってるのか?  見えてこない問題だったことでしょう

 

少なくとも、教科書、資料集に掲載されている表・グラフについては、

しっかりと目を通し、そこから、庶民の生活の様子や当時の社会状況などをじっくりと読

み取ること!!・・・・・・ココが重要です。

 

また・・・・実戦問題集でしっかりと経験値を積む!!

 

 

いずれにせよ・・・・暗記主義の勉強とは決別することです。

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。