私の知り合いに
経済的理由等で塾等に通えない子供のサポートするNPOを立ち上げ、
自らもそういった子供たちに勉強を教えてるヒトがいます。
彼は、いつもこう言ってました・・・・・
『国がやるべきことは”支援”よりも“機会均等”』
『”支援”はさらに“格差”を生む』
とても重く、説得力ある言葉です。
国は、2020年度より低所得世帯の学生に『授業料減免と学資支給』を実施してます。
この制度により経済的理由で進学をあきらめていた学生の相当数が救われたのも事実。
2024年度からは修学支援の対象を多子世帯(扶養する子が3人以上)の中間層まで拡大し
て、支援をさらに強化しました。
2025年度から多子世帯(所得制限なし)の学生の授業料と入学金が上限額は設定されてい
るものの無償となります・・・・
さらには・・・・
以外にも知られていませんが、今年の春から、
私立大学の理工農系の学生にも修学支援が拡大されます!!
理工系学生数の低さへの国としての対応策です。
大阪府や東京都も国に先んじて所得制限のない教育無償化を進めてます。
こういった施策は、一方ではとても大きなリスクをはらんでます・・・・
具体例で説明します・・・
北海道科学大学で見ていくと、
『工学部』と『未来デザイン学部』は修学支援の対象となり、
『薬学部』と『保健医療学部』は対象となりません。
当然ながら、支援を得られない学生は納得できないでしょう。
このように、一部の学生にだけ有利な修学支援を講じたところで、
逆に教育の機会均等を損なう危険性もはらんでます。
目指すべきは『支援』ではなく『機会均等』
私の知り合いがいつも言ってた言葉がズシリと胸にささります・・・・
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。