『読書の時間を大切にしなさい、
一冊の本との出会いがあなたの生き方を変えることだってあります』
~ジョセフ.マーフィー
この『みかづき』は、ある方が、”私に読ませたい”と言って、プレゼントしていただいた本です。
まずは、この方に深く感謝させていただきます。
本当に、ありがとうございました。
読み終えての率直な感想は、重量感のある大作を読み切った・・・・・という満足感に浸ってました。
夜遅い時間でしたが、この本をプレゼントしてくださった方に、”感無量です”ってメールをしてしまいました・・・・・・・
学習塾を真ん中に置きつつも、実は、親子三世代にわたる家族愛のストーリーです。
塾業界に、長く身を置く私にとっては、他人事とは思えない、ストーリーの随所に”ある
ある”を感じながら、読ませてもらいました。
特に主人公の”吾朗”と、”考え方”が”かぶる”というか”そうだよね~”と思わず共感する部
分が数多くありました、というかほぼ全部その通り!!って感じ。
それだけに、親近感を持って、読ませてもらいました・・・・・・・・・・
この本を初めて、手にした時・・・・タイトルの『みかづき』・・・・・なんか違和感を
覚えました。
学習塾のストーリーと『みかづき』・・・・・・・・どんな関係?
胸に、ずっし~~んっ~~ってきた部分は、数えきれないほど・・・・・・・・
その中ても、特に2つ紹介させていただきます・・・・・・・・・
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・教育は、子供をコントロールするためにあるんじゃない。不条理に抗う力、たやすくコントロールされないための力を授けるためにあるんだ。
⇒若い時、臨時教員時代、力で子供たちをコントロールしてました・・・・・・・・軍隊形式の超スパルタ路線の指導をしていました・・・・だからこそ、胸にくるんです・・・・・・・・
・これまでいろいろな時代、いろいろな書き手の本を読んできて、一つ分かったことがある。どんな時代もどんな書き手も、当世の教育事情を一様に悲観しているということだ。最近の教育はなってない、これでは子どもがまともに育たないと、誰もが憂い嘆いている。もっと改善が必要だ、改革が必要だと叫んでる。読んでも読んでも否定的な声しか聞かれないのに最初は辟易したけれど次第にそれはそれでいいのかもしれないと妻は考え始めたそうです。常に何かが欠けてる三日月。教育も自分も同様、そのようなものであるかもしれない。欠けている自覚があればこそ、人は満ちよう、満ちようと研鑽をつむのかもしれない・・・・
⇒この本のタイトル”みかづき”、理由は、これなだなぁ・・・・、ここからきたんだなぁ~と確信しました。欠けてる自覚、そして満ちようとする思い。これなんですね・・・・
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実力養成会の、保護者の方にも、是非とも読んでいただきたいです。
私と同じ、読み切った時の”感無量”を味わっていただきたいです。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。