道東道『キウス』パーキングエリア!!
レストランなどの営業施設はありませんが、自動販売機はあります!!
トイレ休憩等で利用される方も多いと思います。
さて・・・・この『キウス』という名称ですが・・・・
アイヌ語の『キ・ウシ』(カヤの群生するところ)という言葉が由来してるそうで、
当時は、この辺一帯は広大な湖沼、湿地帯でその周辺に茅が広がってたということです。
縄文時代の巨大な集団墓地群である『史跡キウス周堤墓地群』からきてます!!
ご存知のように、北海道・北東北には数多くの縄文遺跡が残ってます。
我が国の歴史と文化の成り立ちを今に伝える貴重な文化遺産です。
2021年『北海道・北東北縄文遺跡群』として世界遺産に登録されました。
『史跡キウス周堤墓地群』はこの中の構成資産の一つとして登録されてます!!
場所は・・・国道337号線、道東自動車道ICを1分の所にあります。
住所は千歳市になります。
史跡キウス周堤墓群ガイダンスセンター!!
キウス周堤墓群の世界にダイレクトに触れることができます!!
周堤墓とは北海道に発達した独特な集団墓です。
キウス周堤墓群では50メートルを超える大規模な周堤墓が群生し、現地表面からもその
形を見ることができます。
ガイダンスセンター裏には、実際に『見学路』があり、
縄文の巨大墓地群を体感することができます。
どこにでもある林? といった感じですね・・・・実は、巨大な周堤墓の墓穴部分です。
くぼみになってるのが分かりますね。
このくぼみの真ん中あたりに遺体が埋葬されてました・・・・
脇は国道337号線です。
巨大周堤墓の土手(周堤)部分です。
マオイ丘陵の西側のすそ野の緩斜面に作られた大規模集団墓。
当時は眼前に広大な湿地帯が広がっていたのでしょう・・・・
特に、北海道においては、日本列島全体が大部分が水稲耕作をベースとした弥生文化へ移
行した後も、続縄文文化、擦文文化、アイヌ文化と独自の歴史が展開されました。
そのため『自然への畏敬の念』『共生の思想』など、命あるものすべてを尊重する精神
は、アイヌ文化の中にも色濃く生き残ってます。
縄文文化の”自然の共生”する心は、現代はもちろん、これからの社会を考える上でも普遍
的な価値を含んでるものと思います・・・・・
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。