『先生(私です)の指示された問題をしっかりと、解き直ししているのに、どうして成績
が伸びないんでしょう?』
最近、このようなメールをいただきました。
本人も、頑張ってます。
しかし、結果がなかなか伴わない・・・・・
このようなケースは、よくあります。
まず、生徒は、頑張ってるんです。
そこをしっかりと踏まえた上で、ご説明させていただきます。
問題の解き直し = 単なる手作業 に陥るケースがあります。
問題を解き直しすることで、『考え方』『見方』『発想』を再確認し、今後、類題を解く
ときに、これらを”流用” もしくは、少しのアレンジを加えて、解いていけるようにする
ための解き直しの指示なんです。
ところが生徒にとってみたら、そこまで、深く考えないで、解き方の手順のみを確認し
て、解き直し終了・・・・と安心しきってしまう場合が多いです。
この生徒を責めるということでは、一切ありません。
生徒だって、なんとかしたい!! だから、指示された問題をしっかりと解き直してるんです。
今までの経験から
数学⇒あらかじめ決められている解法パターンに則って数字を当てはめて計算してい
く、という習慣が染み付いてしまってるんです。私が良く言う“字づらをなぞる”
では、改善するには?
口うるさく、私が言い続けるのみです。
今まで染み付いた習慣を変えていくのは、そう簡単じゃありません。
忍耐強く、言い続けて、”流用の仕方” ”アレンジの仕方”を具体的に伝えて、その都度そ
の都度伝えていくしかありません。
解き直し・・・・・1回や3回じゃダメです。(当然個人差はあります)
その問題によっては、10回解き直しをして、見えてくるものもあります。
回数を重ねることで次元が変わっていきます。
回数を重ねた生徒がその次元にたどり着けるんです。
私は、そこを意図して、解き直しを指示してます。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。