先日、道内のある地方都市在住の現役生のお母様からホームページを見て・・・・と
電話で問い合わせをいただきました。
最近、このような電話を頻繁にいただくようになりました・・・・
全道、全国のいろいろな方が、ホームページを見てくださっていることに感謝します。
さて、今回のお電話は、札幌医科大学の推薦入試に関するものでした・・・・
例年、この時期から、推薦入試、AO入試に関する問い合わせが、急激に多くなります。
例年、この札医推薦、旭医AOに関しては、必ず相談を受けます・・・・・
まず、推薦入試・・・・・
道内では、北大、札医の他、ほぼ全大学で推薦入試を実施しています。
評定は国公立であれば4.0以上・・・・
そこで、今回の問い合わせの札幌医科大学医学部医学科についてですが、
まず、生徒の皆さん、保護者の皆さんの認識が甘すぎます!!
“受かれば、ラッキー” と思ってはいなくても、それに近いものがあるようです。
学校によっては、8月の全統マークで750点以上達成した生徒の中から校内選考する高校
もあります。これが普通です・・・・・・。
それとは、対照的に、校内の選考基準を設けず、早いもの勝ち的な高校もあります。
高校によって、温度差は、ビックリするくらいあります。
この温度差は、生徒・父兄の札幌医科大学の推薦入試に対する意識の高さ低さに現れます。
生徒、父兄の意識が低いというより、しっかりと説明してない高校側がそうさせてしまっ
ている・・・・と言った方がいいかもしれません。
まず、医学部の推薦入試は、一般と同じくらい難しいです。(医学部以外の学部はケースバイケースで難易度はバラバラです・・・・・・)
札医の募集要項には675点以上と明記してます。
道民の皆さんに、広く、門戸を開いてますっ~という、「社交辞令」と考えるのが妥当です。
それを真に受けて、675点は、達成できそう・・・と考えて推薦に出願する生徒もいるようですが、それなら、みんな推薦に、殺到するでしょう・・・・・・
点数がとれないから、推薦に・・・・では、100%受かりません。
この生徒の通う高校が、しっかりと生徒、父兄に説明しないから、675点を超えれば受かるかも・・・・と考えてしまいます。・・・
実際の、合否の分かれ目は750点前後です。
なぜか?・・・・
それは、一般入試合格者との学力レベルの差が大きいからです。
入学後の授業についていけなくなるからです。
大学側は、推薦組と一般入試組の学力差を一番懸念しています。
740点未満は、土俵にあがる以前の話・・・・
予選リーグ敗退というか、予選リーグにも参加できません・・・・
これが現実です。
今年の札医の推薦で、800点を超えて、不合格だった生徒がいます。
この生徒は、一般で合格しました。
この生徒は、実力養成会で、英語講師をしている、斎藤翔太先生の友人です。
札医の推薦を考えるのであれば、まず、750点を達成してから・・・・・・。
安易な気持ちで推薦に出願すると、これからの半年を棒に振ることになります・・・・
しかも、2次対策が後手後手となり、大きな負の遺産を背負込むことになります。
慎重に、慎重に、決断しなきゃなりません・・・・・
受験に「うまい話」はありません。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。