数Aで学習する確率。
ジャンケンの確率・・・・・
センターでも出題されますし、2次でも、私立でも頻出単元。
グー、チー、パーを出す確率は ”同様に確からしい” としてそれぞれ1/3
これは、厳密に言えば確率は確率でも、古典的確率という立場にたったものです。
ところが・・・・・
確率の世界には『頻度論的確率(統計的確率)』と呼ばれるものもあります。
これは、実験だとか、観察だとかを徹底して繰り返すことで、確率を割り出していく計算
方法です(大学数学の話ですが・・・・)
数学者である桜美林大学の芳沢光雄先生が学生752人を集め、延べ1万2千回近くジャンケ
ンをさせました。
結果は、グー35.0% チョキ31.7% パー33.3%
当然ですが、同様に確からしくはありません。
グーが多いのは、人間は緊張すると手をぎゅっと握りしめるから、
見知らぬ人に警戒心でこぶしを作るなどという心理学的理由や人間の手の構造上グーが一
番出しやすいといった身体的特徴がその理由に挙げられてます。
まぁ、理由は、どうであれ、この頻度論的確率の立場に立てば、人とジャンケンをすると
きは、パーを出せば、勝ちやすいってことになります!!
今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。