有史以来、政治の頂点に立つ者は、『軍事力』と『経済力』を兼ね備えた者であるという
傾向があるように思います。
どれだけ素晴らしい政治理論をもっていたとしても『軍事力』と『経済力』がなければ政
権は長続きしません。
歴史を勉強し、指導していて感じることです。
律令体制の時は『軍事力』は律令国家が掌握してました。また、公地公民の制のため『経
済力』も律令国家が牛耳っていたわけです。
しかし・・・・・律令体制は間もなく、崩壊していきます。
それに伴い、貴族や寺社が『経済力』を持つようになっていきます。
また、律令体制が崩壊すると、国家が軍事・警察機能を果たせなくなってしまいました。
自分の土地や命は自分で守らなれりばならない、という時代になったのです。
そこで誕生したのが『武士』です・・・・・・後編へ続く。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。