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2015
9/28

電話相談からの3者面談・・・・

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先日、ホームページを見て・・・・・ということで、あるお母様から電話によるご相談を

受けました。そこで、昨日、このお母様と娘さんとで3者面談となりました。

本人、お母様のご了承の元、相談内容と私のアドバイスをご紹介させていただきます。

 

【相談者】   A子さん(現在1浪中)とお母様

 

【本人の状況】

市内公立トップ高卒、国立医学部受験するも不合格。

現在、某予備校の《難関国公立医学部医学科コース》に通う。国立医学部志望

 

【相談内容】 

①現役時代と比べ20~30点くらいしか伸びてない。本人は、一生懸命に頑張っている。問題点は?  改善点は?

②今野先生が言う「ミスマッチ」な状況になってるのでは?

③このままの状況では、私立医学部専願にした方が良いのでは?

④旭医AOも検討しているが、現状はどうなのか?

 

【アドバイスさせていただいた内容】・・・・かなり、ザックリな感じの表現にしました・・・

①について・・・・「暗記」主流の勉強。ある一定レベルまでは通用するが、現在は、明らかに壁にぶち当たっている。本人の「能力」は、間違いなく高いものがある。

②について・・・・数学と物理に関しては明らかなミスマッチです。

③について・・・・数学と物理は予備校の予習復習メインの勉強法を大きく、変える必要あり。その結果、本人の状況を見てからでも遅くない。とはいえ、ある程度、私立の出願予定は目星をつけて、ゆるやかにではあるものの過去問に手を付けておく必要がある。

④について・・・・・「選択肢」としては、「あり」。しかし、点数が伸びない・・・という理由でAOに逃げるなら、絶対に合格できない。AOは「逃げ」では無理。

 

《その他》・・・・・

◆A子さんは、いたって真面目な受験生です。予備校の夏期講習もチューターさんの言う通り、数多くの講習を取得しましたが、結果は「消化不良」となってました。

◆A子さんは、3者面談日は、予備校で記述模試がありましたが、それを欠席して面談に来てくれました。それだけ、事態は、緊迫してました。私もかなり、細かなアドバイス、指示を入れさせていただきました。

◆特に、数学に関しては、現役の時に学校で使っていた「4Step」をやるように指示し、解く問題も細かくリストアップし「工程表」を作成しました。本人も、お母様も「いまさら、4Step?」という感じでした・・・・。ここがポイントです。「4Step」で基礎基本を徹底して鍛えます。「4Step」だけで、札医、旭医の数学のボーダーは十分対応できます!! 満点を取る必要はありません。6割で十分なんです!!

◆10月の1か月限定で、勉強法を大きく変えます。その成果を11月1日(日)の記述模試で診断します。11月1日の模試に照準を合わせて、計画を立案しました。

◆A子さんは、とても素直な生徒さんです。しかも謙虚な生徒さんです。プライドは彼女なりに持ってますが、「自分を変えよう、変えなきゃならない」という気持ちでいます。「自分を変えるためには、プライドも何もかなぐり捨てます」という気持ちがある限り、間違いなく改善できます。そう確信しました。

 

《まとめ》・・・・・

東大志望だから・・・・医学部志望だから・・・・といって、ハイレベル、トップレベルな対応をしなければ、太刀打ちできない・・・と考えがちです。気持ちはわかります・・・満点を取らなきゃならないなら、そのような対応をとらなければなりません。

この認識のちょっとした「ズレ」がミスマッチを生じさせます。

「合格最低点」を考えてみてください・・・・。まずは、合格最低点を死守するためには?・・・・ここが、重要なポイントです。物事には順序があります。受験勉強も全く同じこと。まずは、何はともあれ、「合格最低点を死守」することが先決です。そのためには、ハイレベルなこと、トップレベルなことは一切必要はありません・・・・・

私の考える「トップレベル」とか「ハイレベル」なこととは・・・・本日の、実力養成会通信やその前の実力養成会通信で、私が、言っている「物事の仕組みや成り立ちを理解すること」なんです。「難しいことをやること」がハイレベルなことではないんです!!

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。