ある生徒が、ご家族と共に、今回の被災地へボランティアに行きました。
この生徒は、たまたま、医学部志望です。
当然、面接・小論文も対策してます。
尊厳死と安楽死についても彼なりの考えを持ってますし、
北海道の地域医療の現状と問題点、課題点も、彼なりに考えてます。
そんな彼が、今回、実際にご両親と現地へ行きました。
自分の目でみました。
肌で感じました。
実際に医療チームのスタッフの方々にも遭遇したようです・・・・・
彼は、言ってました・・・・・・
報道で見たり聞いたりするのと、自分の目で見るのとでは違うと・・・・
彼、そして彼のご両親のように、「思いを行動に込めたい!!」と被災地に向かった方も数
多くいらっしゃると思います・・・・・・
思ってはいても、様々なご事情で行くに行けない方も相当数いらっしゃると思います。
私もそんな一人です。
でも、みんな思いは一緒なんですよね!!
『私たちができることは?』・・・・・
『こんな、自分でも、役に立ちたい』・・・・・・
いつも、書いてますが、いまや、ネットでいかなる情報もゲットできます!!
知ってることは増えても、それは知識ともいえない無秩序なものの集合体です。
ですから、インターネットをどんなに眺めていても、実際に活用できる生きた知識は身に
つけられません!!
とても印象的だったことがあります。
ある塾の先生が、ブログで生徒へ、ある『勉強法』を勧めてたんです。
ブログにその『勉強法の説明されたもの』を貼り付けてました・・・・
きっと、ネットで調べ、どこかで見つけてきた情報でしょう・・・・・
この先生は、先生なりに考え、生徒のことを思い、こうしたんでしょう。
しかし、私から言わせたならば・・・・もし、私が彼の上司なら
本当に、生徒へそれをやらせたいなら、ちゃんと自分の言葉で説明しなさい!!
自分の中にしっかりと落とし込み、自分で実践して、自分で検証して、その上で勧めなさ
い!!・・・・・・
無秩序に流されてくる情報に身をゆだねていても、絶対に自分のモノにはできない!!
大切なのは取捨選別するシビアな目です。
それを生徒に教えるのがあなたの役目でしょう!!
このように、どやしつける事でしょう!!
私は、この方を知りませんし、私は、たまたま偶然にもそのブログを拝読させてもらった
通りすがりの第三者です。部外者です。
別にこの方を批判するつもりはありませんし、私の本意ではありません。
この方は、今の典型的なヒトたちなんだろうなって思いながら読ませていただきました。
今の典型的なヒトたち・・・・
SNSで仲間たちとのやり取りに時間をかけてるんでしょう・・・・・
別にコミュニケーションをとることは、悪いことではありません。
しかし、その世界は、まったくの水平的な広がりでしかありません。
厳しい言い方をすれば、まだ飛ぶことも、潜ることも出来ない水鳥のひな鳥が、池の表
面を楽しげに泳ぎ回ってるようなものです。
それでは、いつまでたっても自分の能力、精神力は高めていくことなどできません。
こういった20代、30代の”イマドキの方たち”が中学生、高校生を指導しているんです!!
こういう時代だからこそ、『体験する』事ってとても重要だと思ってます!!
もちろん、良いことも悪いこともです!!
塾、予備校講師には、指導力の他にも、人間としての『経験値』が要求されます。
『経験値』・・・・これまでにどんな体験をし、どんなことを考えてきたか?
『経験値』のレベルは、そのまま『言葉』に現れるもんなんだなぁ~と
つくづく実感しています・・・・・・
だから、『言葉の上滑り』を感じてしまうんですね・・・・
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。