小樽の倉庫群をイメージして設計、デザインされたというその外観を見た時、
それが『旅亭』であると誰が想像つくであろう・・・・・
天井高を抑えたのは、地窓から見える雪を感じてもらいたいという思いらしい。
間接照明が至るところに、取り入れられ、光と影のコントラストは、
日常生活の喧騒を忘れさせてくれる。
驚いたことに、ここの素材は・・・・・
古城の廃石。
地元でとれる鉄鉱石。
外国の鉄道廃木、納屋の廃木。
引き取り手のない敷鉄板、さびた鉄骨。
こういった素材が、混じり合い、溶け合い、
『昭和』を見事に演出してくれている。
小樽市のはずれ、朝里川温泉街の一角に位置する、小樽旅亭『蔵群』
ここに足を踏み入れた瞬間、昭和レトロの趣のなかで、
懐かしい昔の思い出に浸る優雅な時間が流れていく・・・・・・
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。
追記
実は、この『蔵群』を設計・デザインされた方・・・・この方のお子さんを指導させても
らってたんです。
なんとも、奇遇です。
これも、また『縁』ですね・・・・・