私が、大手塾(当時の呼称は、”札幌セミナー”)で仕事をさせてもらってた頃・・・・・・
数学指導の総責任者として、授業マニュアルを作成し、
授業ビデオを作成し、数学科の全職員に、
“このように指導しなさい” と教育してました。
つまり、私の指導が、当時のその塾の数学指導のスタンダードだったわけです。
板書の仕方・・・・・黒板を二分割、チョークの色使いに至るまで、
マニュアルに落とし込みました。
生徒への発問・・・・・その内容、意図、タイミングに至るまで・・・・・
職員、非常勤講師に模擬授業をさせ、授業力向上のために真剣に取り組んでました!!
とにかく、教え込む!!
とにかく、演習させきる!!
当時は『これこそ、究極の数学指導』・・そういう信念でやらせてもらってました。
塾講師は、その使命感から、自分の持ってる、全てを生徒に教え込みます。
事実、私自身もそうでした。
しかし、今となり、見えてきたことがあります。
講師の熱意、使命感から、”生徒に教え過ぎる”・・・・・・・・
このことが、皮肉にも、生徒を勉強に関して、知らず知らずのうちに
“受け身” にさせてしまってる・・・・・・・・
こういう塾講師を批判しているということではありません。事実、私もそうでした。
これは、仕方のない事なんです!!
その結果として、高校へ入学して、”糸の切れた凧” 状態の生徒が続出!!
このような、経験を通して、私の見えてる景色は・・・・・・
中学生に対しては、教える事より、考えさせることを全面に押し出さなくてはならな
い!!解法を教えるのではない!!
原理・原則を教え、それをどう活用するか?・・・・・活用の仕方を教える!!
思考回路の構築の仕方を教える!!
このような、指導は、集団指導には、なかなか馴染みにくい面は確かにあります。
とても、悩ましいことだと思っています。
しかし、個別指導であれば、出来ます!!
個別指導の強みのひとつだと確信しています。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。