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2019
2/4

教え過ぎる事の功罪

ブログ

私が、大手塾(当時の呼称は、”札幌セミナー”)で仕事をさせてもらってた頃・・・・・・

数学指導の総責任者として、授業マニュアルを作成し、

授業ビデオを作成し、数学科の全職員に、

“このように指導しなさい” と教育してました。

 

つまり、私の指導が、当時のその塾の数学指導のスタンダードだったわけです。

 

板書の仕方・・・・・黒板を二分割、チョークの色使いに至るまで、

マニュアルに落とし込みました。

生徒への発問・・・・・その内容、意図、タイミングに至るまで・・・・・

 

職員、非常勤講師に模擬授業をさせ、授業力向上のために真剣に取り組んでました!!

 

とにかく、教え込む!!

 

とにかく、演習させきる!!

 

 

当時は『これこそ、究極の数学指導』・・そういう信念でやらせてもらってました。

 

 

塾講師は、その使命感から、自分の持ってる、全てを生徒に教え込みます。

事実、私自身もそうでした。

 

しかし、今となり、見えてきたことがあります。

 

講師の熱意、使命感から、”生徒に教え過ぎる”・・・・・・・・

 

このことが、皮肉にも、生徒を勉強に関して、知らず知らずのうちに

“受け身” にさせてしまってる・・・・・・・・

こういう塾講師を批判しているということではありません。事実、私もそうでした。

これは、仕方のない事なんです!!

 

その結果として、高校へ入学して、”糸の切れた凧” 状態の生徒が続出!!

 

 

このような、経験を通して、私の見えてる景色は・・・・・・

 

中学生に対しては、教える事より、考えさせることを全面に押し出さなくてはならな

い!!解法を教えるのではない!!

原理・原則を教え、それをどう活用するか?・・・・・活用の仕方を教える!!

思考回路の構築の仕方を教える!!

 

このような、指導は、集団指導には、なかなか馴染みにくい面は確かにあります。

とても、悩ましいことだと思っています。

 

しかし、個別指導であれば、出来ます!!

個別指導の強みのひとつだと確信しています。

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。