いつも、書いてますが、受験日本史・・・・教科書が全てです!!
いろいろな学説が出てきてるので、紛らわしい話も耳にしますが、
受験日本史は、教科書がすべてのよりどころです!!
ここだけは、はき違えないようにお願いしますね。
さて、今日は、アマチュア歴史愛好家という立場で、書かせてもらいます!!
近年、『聖徳太子は実在しなかった』という学説まで飛び出してますね。
まぁ、この聖徳太子にまつわる話は、今に始まったことではありませんが、
実在してたにせよ、聖徳太子の功績についても、本当に本人によるものなのか、
今となれば、かなり疑問視されてるのが実情です。
こういった学説の背景にあるのは、天皇支配の正当性です!!
天武天皇が、壬申の乱後、失墜した天皇の権威を回復しようとして、
天皇家の血をひく人物の功績を世の豪族たちにアピールするために、
聖徳太子が誕生した!!というか、豪族たちを納得させるために、
聖徳太子が必要だった・・・・・こういう論理です。
で・・・・さらには・・・・
大化の改新そのもの自体、なかったのでは・・・・
と主張する学者さんたち(原秀三郎先生他多数)が続出してます・・・・・
乙巳のクーデターは、間違いなく、起きました!!
そういった、学者さんたちの主張を聞くと(読むと)・・・納得するんです・・・・
『当時の、実情を考えたら、そうなるよなぁ・・・・』
となるんです・・・・
この辺の部分を少しだけ書かせていただきますと・・・・
当時は豪族連合政権の世の中。
蘇我本宗家が倒れたからと言って、中央集権の律令国家と言ったって、豪族たちはそんな
こと聞かないっ!!
“改新の詔”は、私有地、私有民など豪族の利権をそっくりそのまま奪うもの。
そんなこと豪族たちはきくはずもないし、もし、そうなったら彼らは、当然、巻き返しを
図る!!・・・・・
クーデターが、成功してすぐに、改新の詔を出せるはずがない。
改新の詔は、数年たってから、段階的に出されたもの・・・・・
大化の改新自体なかった!!・・・・・大化の改新は、時の勝者が作り上げた”美談”と学者
さんたちはみな一様にこのようにおっしゃってます。
NHK BSチャンネルで、『BS歴史館』というテレビ番組があり、大ファンでした。
番組冒頭のナレーションがとても大好きなんです・・・・・
歴史・・・・それは、history
history・・・・それは、 his stoty
では、his とは?
それは、勝者。
なるほど・・・・・
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。