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2019
9/28

☆『2020年からの教師問題』石川一郎【ベスト新書】

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著者は、今回の大学入試改革を『前代未聞の教育改革』と称してます。

変わるのは、大学入試ばかりではない。

 

学校教育は、『知識の習得』を中心とした従来の学習から『知識の活用』を目指すスタ

ルへと大転換をする・・・・

 

とかく・・・大学入試に目がいきますが、

学校教育、特に、現場の先生たちにスポットをあてた一冊です。

 

新学習指導要領では『知識の習得』⇒ 『知識の活用』がおおきなテーマだそうです。

筆者は、具体的にこのように言ってます!!

例えば・・・・・日本史であれば・・・・今後の定期試験では・・・・

『江戸時代の三大改革と田沼意次の政治を比較し、あなたであればどのような経済政策

とりますか?』

という出題になっていくのだろうと・・・・

三大改革も田沼意次の政治も、日本史の中では、必須の暗記項目です。

何年に何があったか?

誰々が〇〇をした・・・・という史実ではなく、

『自分の考えを持つ』

そして

『自分の考えを論拠をもって表現する』

という部分が評価されていくとのことです。

確かに、過去の大学入学共通テストの数学の試行問題も、基本的には

このような感じです!!

 

 

さて、日本史のこのような正解のない『問い』に対して、

生徒個人が自分なりにどう考えるか?

ここを重視しようというのが新学習指導要領の目玉とのことです。

 

筆者が、強調してたのは、『正解のない”問い”』

 

正解がひとつではない、ということは、様々な考え方が正解として認められ得る。

ですから、ザックリ言えばどの答えを選んでも、間違いではありません。

だからこそ、『自分軸』をはっきりさせなければならないと筆者は言ってます。

 

 

私は、今までの教育を否定するつもりはまったくもって、ありません。

しかし、時代の変化、社会の変化は、加速度を増してます!!

これは、紛れもない事実です!!

 

 

正解のない”問い” とどう向き合っていくか?

結局、ここなんでしょう・・・・・

色々と考えさせられる一冊でした。

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。