歌人としての後鳥羽院にスポットをあてた一冊です。
◆後鳥羽天皇(上皇)/山川日本史用語集より
『中世屈指の歌人』
『和歌の天才』
などと評されてます。
和歌の他にも、管弦、書道、武芸どれをとっても天才級だったそうです。
天は二物を与えずどころか・・・
三物も四物も与えたんですね。
歌の一つ一つ、現代語訳を見ると、どれも意外にも庶民的で ”やさしさ” だとか ”思
いやり” が満ち満ちてるように思えます。
承久の乱に敗れ、隠岐に流されその地で崩御しました。
愚管抄、神皇正統記には、『自業自得の死』と酷評され、
かなり手厳しいものがあります・・・・・・
しかたないですよね・・・・
歴史とはhistory
勝者の物語なんですから・・・・
『人もをし、人もうらめし、あぢきなく、世を思うゆえに、物思う身は』
色々な現代語訳があるのに驚かされました・・・・
天才と呼ばれる人の歌です。
受け取り方はその人のその時々の気持ち、心理状態でいかようにでもで
心の中に、すっ~っと入って来るんでしょうね・・・・・・・・・・・・・
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。