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2019
12/6

◆後鳥羽院 丸谷才一 /筑摩書房

ブログ

歌人としての後鳥羽院にスポットをあてた一冊です。

 

◆後鳥羽天皇(上皇)/山川日本史用語集より

『中世屈指の歌人』

『和歌の天才』

などと評されてます。

 

和歌の他にも、管弦、書道、武芸どれをとっても天才級だったそうです。

 

天は二物を与えずどころか・・・

三物も四物も与えたんですね。

 

 

歌の一つ一つ、現代語訳を見ると、どれも意外にも庶民的で ”やさしさ” だとか ”思

いやり” が満ち満ちてるように思えます。

 

 

承久の乱に敗れ、隠岐に流されその地で崩御しました。

 

愚管抄、神皇正統記には、『自業自得の死』と酷評され、

かなり手厳しいものがあります・・・・・・

 

しかたないですよね・・・・

 

歴史とはhistory

勝者の物語なんですから・・・・

 

 

『人もをし、人もうらめし、あぢきなく、世を思うゆえに、物思う身は』

 

 

色々な現代語訳があるのに驚かされました・・・・

天才と呼ばれる人の歌です。

受け取り方はその人のその時々の気持ち、心理状態でいかようにでもで

心の中に、すっ~っと入って来るんでしょうね・・・・・・・・・・・・・

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。