「少年と高齢者のふれあい授業」・・・・・・・
地域の高齢者のもつ、様々な知識、技術を子供たちへ伝承しょう・・・・
「田植え」「竹細工」「しめ縄作り」「そば打ち」「花壇作り」「山菜取り」・・・・
私の、若き日の、臨時教員時代の話です。
全校生徒26人のへき地校での話です。
赴任してすぐの職員会議で、私は、この企画を提案しました。
「田植え」とか「しめ縄作り」など、今となれば、ポピュラーですが、
30年前の、超へき地校では、画期的なものでした・・・・
「田んぼを提供してくれる農家さん、いる?」「刈り取ったあとの、はさかけは?」
「稲は? 農家さんとの交渉は誰がやる?」
「竹細工の、竹(根曲り竹)はどうする? 」「まさか、とってくるとか?」
「どっから、とってくる?・・・・営林署の許可は?」
「山菜とり? たらんぼの芽のテンプラ? ・・・火は危険でしょ?」
「高齢者の人たちへの”講師謝礼”は? どこから出す? (予算上)」
まぁ、こんな感じで、企画は「おもしろうそう」だけど・・・
前例のないこと・・・として、その場は、却下されました。
自分の仕事を増やして、さらに忙しくするだけ・・・・
何か、トラブルが発生したら・・・学校だけに、慎重になります。
「前例のないこと」・・・
何かにつけて
「前例のないこと」・・・・
最終的には
「前例のないこと」・・・・・
日本古来より「言霊」という考え方があります。
言葉には、霊的な力が宿る・・・・という考え方です。
どうしても、「少年と高齢者のふれあい授業」を実現したかった私は、
必ずできますっ!!と公言しました。
この時、内心、不安でした・・・「出たとこ勝負」で勢いで言いました。
すると、校長先生も最終的には賛同して下さり、いかに、成功させるか?
という議題で、議論を 重ねました。
結局、町教委 からも goサイン が出ました。
最終的には、その活動が認められ、道教委 からも評価され、次の年から「補助金」もつけてもらう
までになりました。
「有言実行」・・・・・
この「少年と高齢者のふれあい授業」は、私、今野にとって「有言実行」の最たる例、
というか、「原点」とも言える「出来事」でした。
世の中に、公言して力に変えてる人たちって、たくさんいますよね。
私は、生徒へ
「必ず、できる」と口に出させてます!!