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2020
2/27

『わかりやすい先生』が本当にいいのか!? 【後編】

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おそらく、世の中の予備校講師、塾講師と言われる人たちは、

『わかりやすく教える』ために日頃から色々な努力をされてるはずだ。

 

講師が熱心になればなる程、授業中『しゃべり通す』時間が長くなる。

 

『わかりやすい授業』

『自分の追い求める理想の授業』

これらを実現するためにだ。

 

 

ほとんどの講師(中堅クラス以上)は、

授業中の生徒の『うなずき』を”理解してるかどうか”のバロメーターとしてる。

 

まだまだ、理解が足りてない・・・・・と瞬時に判断して、

生徒たちが聞いた瞬間に分かるレベルまで、さらにかみ砕いて教える。

この時・・・・・理解力のある生徒を基準とするのではなく、学力的に平均よりも少し下

ぐらいの生徒を基準にしている・・・・

 

だから・・・・

生徒に『わかった?』聞くと

 

ほとんどの生徒たちが笑顔で分かったと答える。

 

 

生徒からしてみたら『わかりやすい先生』の典型だ。

もちろん、保護者からも評価される。

 

 

こういった講師は、しだいに、

教材研究よりも “トーク力”に重きを置くようになっていく。

 

林修先生が指摘するところの、

授業力 = トーク力  と錯覚してる ”自己中講師”ってやつだ。

 

 

手取り足取りの指導

かゆいところに手の届く指導

 

こういった指導は、

生徒たちの『考える力』をしっかりと養成できてるのだろうか?

生徒たちは、ますます他力本願になっていかないだろうか?

 

 

わかりやすい授業 ⇒ どんな生徒にでもわからせる授業

 

こういう構図になってはいないだろうか?

 

 

 

我々が意識することは他力本願ではない『生徒の学習の自立』ではないだろうか?

具体的に言うと・・・・

生徒自身が課題を把握し、

優先順位を考え、

計画を持って、

自分の手で勉強していくことの出来る ”力” だ。

 

 

 

講師それぞれの指導感がある。

まさに、十人と色だ。

 

どれが正解ということではない・・・・

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。