おそらく、世の中の予備校講師、塾講師と言われる人たちは、
『わかりやすく教える』ために日頃から色々な努力をされてるはずだ。
講師が熱心になればなる程、授業中『しゃべり通す』時間が長くなる。
『わかりやすい授業』
『自分の追い求める理想の授業』
これらを実現するためにだ。
ほとんどの講師(中堅クラス以上)は、
授業中の生徒の『うなずき』を”理解してるかどうか”のバロメーターとしてる。
まだまだ、理解が足りてない・・・・・と瞬時に判断して、
生徒たちが聞いた瞬間に分かるレベルまで、さらにかみ砕いて教える。
この時・・・・・理解力のある生徒を基準とするのではなく、学力的に平均よりも少し下
ぐらいの生徒を基準にしている・・・・
だから・・・・
生徒に『わかった?』聞くと
ほとんどの生徒たちが笑顔で分かったと答える。
生徒からしてみたら『わかりやすい先生』の典型だ。
もちろん、保護者からも評価される。
こういった講師は、しだいに、
教材研究よりも “トーク力”に重きを置くようになっていく。
林修先生が指摘するところの、
授業力 = トーク力 と錯覚してる ”自己中講師”ってやつだ。
手取り足取りの指導
かゆいところに手の届く指導
こういった指導は、
生徒たちの『考える力』をしっかりと養成できてるのだろうか?
生徒たちは、ますます他力本願になっていかないだろうか?
わかりやすい授業 ⇒ どんな生徒にでもわからせる授業
こういう構図になってはいないだろうか?
我々が意識することは他力本願ではない『生徒の学習の自立』ではないだろうか?
具体的に言うと・・・・
生徒自身が課題を把握し、
優先順位を考え、
計画を持って、
自分の手で勉強していくことの出来る ”力” だ。
講師それぞれの指導感がある。
まさに、十人と色だ。
どれが正解ということではない・・・・
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。