私が、以前、大手学習塾で仕事をさせてもらってた頃の話だ。
職員、非常勤講師全員の『授業アンケート』を実施していた。
生徒の講師に対する評価を調査するものだ。
以下のような項目について5段階評価するものだ。
『わかりやすさ』
『熱心さ』
『親身さ』
『板書構成』
『課題指示・チェックは的確か』
このような感じである。
当時、私は、数学科の統括をさせてもらってた。
アンケート結果を元に、教務力向上のために
職員、非常勤講師と面談をしてた。
中には再研修という者もいた。
そのなかで・・・・・
『わかりやすさ』の数値の高い講師で、
生徒に点数をとらせてる先生もいれば、
逆に、点数をとらすことが出来てない講師もいた。
すなわち、こういうことだ。
生徒にとって、『わかりやすい』と高い評価を受けてる先生でも、
点数をとらせてる先生と
点数をとらせられてない先生に二分されるということだ。
結論を言うと・・・・
点数をとらすことの出来てない先生は、
生徒を『わかったつもりにさせる』授業をしてただけ。
まぁ、わかりやすく言うと”しゃべり”がうまい先生ということだ。
生徒を『分かったつもりにさせる』ことが上手だっただけ。
もっと言えば、生徒に迎合する授業をしてたのである。
それとは、逆に、
生徒から高評価を得て、しっかりと点数も取らせている先生もいた。
数年前、実力養成会のある会員が、こういう事を言っていた・・・・・
中学の時、通ってた塾で大変お世話になった先生がいたらしい。
その先生は『教え方は上手だった』そうだ。
でも、その先生に教えてもらっても、自分は成績は伸びない・・・・
こう思ってたそうだ・・・・というか、肌で感じてたようだ。
できる生徒特有の”直感”というものだ。
『教え方が上手い』ということと『生徒の点数をあげる』ということは、
別問題だということを肌感覚でわかってたのである。
続きは、明日のブログで・・・・・
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。