海外のヒトたちは、
日本語は、難しい・・・・と言う。
主語を省く。
時制が曖昧。
独特の間。
“I” にしても『私』『ボク』『オレ』『自分』『おいら』・・・・
日本語は、こと細かに表現したり、説明する英語と異なり、
確かに、会話で主語を省いたり、あいまいな表現は非常に多い。
その結果、日本語での会話には、
その場の雰囲気、相手の声のトーン、発言のタイミング、表情など、
目に見えるモノ、見えないモノを含め、様々な情報を察知するという高等技術が必要にな
る。
我々は、この高等技術を無意識のうちに、駆使しながら会話をしてる。
海外の人が、難しいという核心部分はココだ!!
だから・・・・日本語の会話は、周囲への気配りがあって成り立つと言えると思う。
『いかが、おすごしですか?』と聞かれる。
『毎日ドタバタの連続ですが、おかげさまで、なんとか、やってます』と答える。
どこにでもある光景だ。
とはいえ・・・この”やりとり”に
日本人らしい、美しさを感じる。
当たり前の話だが、
ヒトは一人で生きているのではない。
誰かに支えられながら、皆のおかげで生きている。
当たり前だからこそ、忘れがちだ。
『おはようございます』
というのは、
『今日も早いですね、今日も一日頑張っていきましょうね』
という気持ちがこめられた挨拶だ。
日本には、このように暮らしに溶け込んだ素晴らしい挨拶や言葉がたくさんある。
暮らしに溶け込んだ言葉には、
我々の祖先の人たちのあたたかい心もまた溶け込んでいる・・・・・
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。