ニュース・ブログ

2020
9/14

『津軽平野』からの・・・

ブログ

吉幾三さん『津軽平野』・・・私の大好きな演歌!!

 

 

この曲の2番

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

十三湊は、西風強くて、夢もしばれる、吹雪の夜更け。

降るな、降るなよ、津軽の雪よ。

春が今年も遅くなるよ。

ストーブ列車よ、会いたや、親父(おどう)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

『十三湊』・・・・・歌詞からして、最北の寒さの厳しい過疎の漁師町・・・・

 

こんなイメージですね・・・・

 

 

青森県十三湊・・・・実は、日本史においては、有名なところなんです!!

 

教科書にも、しっかりと記載されてるんです!!

とは言え・・・・たった2行なんですが・・・・

 

改定後の教科書には、かなり詳しく記載されることになります!!

 

今、歴史界ではとても注目を集めているホットスポットなんです!!

 

そもそも『十三湊』は14世紀(室町時代)津軽の大豪族安藤氏の拠点。

 

14世紀中ごろには、都市として最盛期を迎えることとなります。

 

当時の西の博多に匹敵するくらい、いやそれ以上と言っていいほど繁栄してたことが

最近の学術調査、発掘調査によって明らかになり、

今もなお、総合的な学術調査が行われています。

 

十三湊・・・・・しっかりとした街並みを持つ都市であり、中国大陸の銭や

中国製の青白磁がわんさか発掘されています。

なんと・・・高麗青磁も発掘されてます。

 

14世紀から15世紀にかけて、十三湊が、北の国際都市だったということです。

その勢いは、奥州藤原氏の平泉をもしのぐのでは?・・・・とも言われてるくらいです。

 

 

 

吉幾三さんの『津軽平野』の歌詞からは、想像もつかない、

十三湊にかかわるエピソードでした・・・・・・

 

 

出典はこちらでした・・・・・

ちなみに著者の網野善彦さんは、

名古屋大学をはじめとする色々な大学の教授を歴任され、

日本中世史界の第一人者の大先生です。

あの歴史家磯田道史先生が師と仰ぐ方です!!

 

 

それにしても・・・・最近・・・本当に・・・・

日本史の常識が覆るわ、覆るわ・・・で、

見てる方としては、とてもワクワクします!!

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。