吉幾三さん『津軽平野』・・・私の大好きな演歌!!
この曲の2番
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十三湊は、西風強くて、夢もしばれる、吹雪の夜更け。
降るな、降るなよ、津軽の雪よ。
春が今年も遅くなるよ。
ストーブ列車よ、会いたや、親父(おどう)。
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『十三湊』・・・・・歌詞からして、最北の寒さの厳しい過疎の漁師町・・・・
こんなイメージですね・・・・
青森県十三湊・・・・実は、日本史においては、有名なところなんです!!
教科書にも、しっかりと記載されてるんです!!
とは言え・・・・たった2行なんですが・・・・
改定後の教科書には、かなり詳しく記載されることになります!!
今、歴史界ではとても注目を集めているホットスポットなんです!!
そもそも『十三湊』は14世紀(室町時代)津軽の大豪族安藤氏の拠点。
14世紀中ごろには、都市として最盛期を迎えることとなります。
当時の西の博多に匹敵するくらい、いやそれ以上と言っていいほど繁栄してたことが
最近の学術調査、発掘調査によって明らかになり、
今もなお、総合的な学術調査が行われています。
十三湊・・・・・しっかりとした街並みを持つ都市であり、中国大陸の銭や
中国製の青白磁がわんさか発掘されています。
なんと・・・高麗青磁も発掘されてます。
14世紀から15世紀にかけて、十三湊が、北の国際都市だったということです。
その勢いは、奥州藤原氏の平泉をもしのぐのでは?・・・・とも言われてるくらいです。
吉幾三さんの『津軽平野』の歌詞からは、想像もつかない、
十三湊にかかわるエピソードでした・・・・・・
出典はこちらでした・・・・・
ちなみに著者の網野善彦さんは、
名古屋大学をはじめとする色々な大学の教授を歴任され、
日本中世史界の第一人者の大先生です。
あの歴史家磯田道史先生が師と仰ぐ方です!!
それにしても・・・・最近・・・本当に・・・・
日本史の常識が覆るわ、覆るわ・・・で、
見てる方としては、とてもワクワクします!!
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。