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2021
2/23

『日本人の言葉と心の奥深さ』

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高校生がよく言う『微妙』・・・・・

 

私は、日本語の中では、とても便利な言葉の一つだと思ってます。

 

ダメ!!って言いにくいモノに対して、”やんわり”と否定的なニュアンスを

込めながらも、全否定はしない・・・・こんな優しい”気遣い”を含んだ表現として、

使ってます・・・・

 

ハッキリと白黒をつけない、まさに”グレー”な表現です(笑)

 

 

で・・・・これを英語に表現すると?

 

 

いゃ・・・実は、とても厄介です!!

 

やっぱり・・・・どういうシチュエーションかにもよるので、

ひとくくりで『こうだ』とは言えません・・・・

 

 

では・・・私なら、どのように表現するか?

 

 

『微妙』・・・・・あるときは、シンプルに・・・・

 

I’m not sure.

 

 

また・・・あるときは『どうなのか、ハッキリしないんです』からの・・・

 

It’s unclear.

 

また、また・・・・あるときは『少しだけ・・・』からの・・・

 

A little bit.

 

 

こんな感じではないでしょうか?

 

 

我々が、何気なく使ってる言葉にも、そこには様々な”思い”を込めてます。

 

日本語には、そのニュアンスを英語では、伝えきれない言葉が数多くあります。

 

 

英語 ⇔ 日本語 1対1対応ではありません!!

 

しかし・・・・学校英語を考えてみた時、

英語学習の初期段階は、どうしても1対1対応にならざるを得ません。

現場において、様々なジレンマを抱えながら、指導されている先生たちも

相当数いらっしゃると察します。

とは言え・・・・学校経営・・・・

現場のマンパワー

そして、教育行政

2つの側面があり、素人がああだ、こうだ言えるほど、簡単な話ではありません。

 

 

さて、英語に訳せない日本語の中にこそ、他の国や文化にはない日本語独自の

奥深さが宿っているものだと思います。

 

例えば・・・・『お疲れ様です』・・・・これ、どう英語で表現しますか?

 

『いただきます』にしても『ごちそうさま』にしても、

ジャストフィトする英語表現は、存在しません。

 

 

 

極めつけは・・・

『雪に耐えて梅花麗し』

これ、シンプルに英語で表現したら?

 

 

こういった言葉の奥にある”思い”は、簡単には英訳できないってことです・・・・・

 

そこには・・・・“日本人の言葉と心の奥深さ”があるからです。

 

 

私は、ネイティブと話すようになって、

そして

ラインを直接するようになって、

このような部分にとても敏感になり、

日本の文化、心の素晴らしさを改めて、知ることが出来ました。

 

 

本当の意味で、英語を知ることは、日本を知ることになるんだと思ってます。

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。