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2021
11/16

◇『終末期医療について』医学部、看護、医療技術系志望者の皆さんへ

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本日の実力養成会通信を受けてのブログです!!

 

例えば『終末期医療』について・・・・

 

 

少なくとも、医学部、看護、医療技術系を志望する皆さんは、

どの辺のあたりまで、知っておかなければならないのか?

また、心構えとして、どの位のレベルまで認識しておかなければならないのか?

 

 

ここで言う、医学部、看護、医療技術系とは、北大、札医レベルです。

専門学校は除きます。

 

 

まず・・・・『終末期医療』で想定されるのは、以下の3つです。

 

 

①末期がんなど、回復する見込みがなく、患者さん本人の苦痛を伴う病気。

②脳の何らかの損傷などで、患者さん本人の意識がなく回復の見込みのない状態。

③ホスピスなどで病気の治療は行わず、痛みをとるなどの緩和治療の身を行い、死期を伸

ばすことをしない場合。

 

 

そこで、皆さんに、しっかりと意識しててほしいことは、

これら3つのすべての状況が

医療の科学的な判断自己決定の問題にかかわるということです。

 

 

具体的に言うと、

脳の機能が損傷して、意識が全く回復する見込みがないにもかかわらず、

3年間人工栄養だけで、延命されてる患者さんがいたとしましょう・・・・・・

 

このようなケースでは、家族の意志によって延命されることがほとんどです。

本人の意思確認はできません。

 

しかし、もし、患者さんがこの状態を知ることが出来て、自らの意志を伝えられるとした

ら、果たしてこのような状態を続けて延命させてほしいと願うでしょうか?

 

家族は、看護・介護等で疲弊しまくりです。

医師は、家族の許可なく延命治療を辞めることはしません。

 

このような状況が終末期医療において、最も難しい局面です。

 

つまり・・・・回復する見込みがないにもかかわらず、延命措置を続けなければならない

患者さんの意志をどう汲み取るか?

 

ここが、一番難しい課題です。

 

何が正解か・・・・これは、誰にも分からないかもしれません。

 

社会経験のないキミたちにとっては、荷が重すぎるテーマでしょう。

 

私は、キミたちに正解を要求しているのではありません!!

 

キミたちなりの、意見をしっかりと持って欲しい!!

 

決して、”他人事”としてとらえないで欲しい!!

キミたち、ご家族の周りでも、起こりうることでもあります!!

キミたちは、このような現場に身を置くのです!!

 

キミたちは、社会経験のない、まだまだ、”ひよっこ” です。

とはいえ、

“ひよっこ”には、”ひよっこ”なりの”考え” ”想い” を持ってて然るべきです!!

 

特に医学部医学科受験では『終末期医療』は、面接・小論文で、必ず問われます。

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。