大学で、学ぶ数学は、一般的に言えば
『代数学』 『幾何学』 『解析学』 『応用数学』
の四つに大別されます。
とは言え、これらの間には、はっきりとした境界があるわけではありません。
そのうち『解析学』と呼ばれる分野の基本となるものが
”微分法”と積分法”です。
この、通称 ”微分・積分”は、
大学で数学を学ぶ上で、絶対に必要な部分であり、根幹をなす”考え方”です。
この解析学の応用は、今では、数学の世界だけにとどまらず
自然科学や工学の世界はもちろん、社会科学全般におよび、現在の科学・技術の発展を支
える大きな柱になっています。
ですから、理系学部の学生にとっては、絶対に”はずせない”知識・技術です!!
だから、大学側も、必ず、入試問題に採用するわけです。
受験生のみなさんにとっては・・・・・・・・・
『微分・積分』と聞くと、”なんか難しそう” とか ”入試で良く出る” ってイメージでしょう。
しかし、数学史という大きなくくりで見た時、
この『微分・積分』は、
図形の面積や立体の体積を求めることと、曲線の接線を求めることは、
お互いとして、結局は逆操作なんだっ!!ってことが明らかにされて以来
17世紀後半から数学が加速度的な進展をとげるバックボーンになっていたわけです。
そんな、立場に立って、この『微分・積分』をながめてみると
そこには、先人たちの血と涙と汗の結晶が至る所に、見ることができます・・・・・・
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。