キッカケはこの一冊でした。
この本で『蝦夷三官寺』のコトを知りました。
それ以降、どうしても、この目で『蝦夷三官寺』を見てみたい・・・・
と思うようになりました。
1804年に江戸幕府が現在の伊達市、厚岸町、様似町に建立した寺院をまとめて
『蝦夷三官寺』と言います。
これらは『国指定重要文化財』『北海道遺産』に指定されるなど、近世以降の北海道の歴
史を語るうえでなくてはならない文化遺産と言えるでしょう・・・・
そもそも・・・・なぜ、伊達市・様似町・厚岸町 なんでしょうか?
当時の社会情勢、そしてその時代背景を考えたら納得できます・・・・
◆有珠善光寺/伊達市
境内に一歩足を踏み入れると・・・・
『奥の細道』を思わせるような“独特の雰囲気”があたり一面に漂ってました。
◆厚岸国泰寺/厚岸町
境内の随所に”江戸時代” ”徳川幕府”を感じました!!
◆様似等樹院/様似町
今は、色々な建物が経ってますが。
当時は、日高の海が一望できる場所に建てられてます・・・・
等樹院がこの地に建てられた理由を考えたら、当然の話です。
北海道には本州にはない独特の歴史があります。
弥生文化はなく、擦文文化、オホーツク文化、さらにはアイヌ文化が栄えた時期がありま
した。
蝦夷三官寺は、このアイヌ文化と深く深く関わってます。
そして、ロシアの脅威を背景とした当時の北海道の状況を当時の人たちの目線で考えた
時、そういうことだったんだぁ〜と納得します。
魅力溢れる北海道の歴史の少しを肌で感じ取れた気分になりました。
蝦夷三官寺を巡って思ったこと、見えてきたことが色々とあります・・・
今の北海道があるのは、もちろん数多くの『開拓民』の方たちを代表とする
先人たちのお陰であることは言うまでもありません。
と同時に、、、、、
『アイヌのヒトたち』『ニシン』『石炭』『鉄道』
これらも絶対に忘れてはならない!! ということ。
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。