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2016
10/24

実力養成会通信 第447号  ”理解するだけでは何の点数にもなりません” の巻

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『理解は出来たんですけど・・・・・自分で解けるかって言うと・・・・・』

なんて言う生徒がたまにいます。

 

まず、こういうことを言う生徒は、大きな勘違いをしています。

 

“理解する”することと”答案にすること”は全く別の作業です。

 

理解したら、すぐ答案に出来ると、大きな勘違いをしてます。

 

私に言わせれば、

認識が甘い!!

意識が低すぎ!!

 

たとえ、数学が苦手な生徒でも、予備校の先生や塾の先生の分り易い説明で

『なるほどっ!!』って素直に納得できます。

ところが、数学は、『理解』『納得』だけでは、o点です。

“先生の説明を納得”してるだけではダメで、それを自分の手で答案にしなきゃ話になら

ないんです。

受け身の姿勢では、アウトなんです。

自分から自発的に動いていかなきゃダメなんです。

 

理解するってことと答案にするってことの間には、実は、生徒たちが考える以上の大きな

ギャップがあります。

分かっているけど、点数に結びつかないって生徒は、この”ギャップ”の存在に気付いてい

ません。

ですから、私は、生徒の『理解できました』ってのは、別にどうでもいい話です。

要は、自分の手で、とけるかどうか?

興味は、ここのみ。

 

だから、必ず、私の目の前で、解かせます。

 

どういう手順で解いているか?

図や表などを利用しているか?

論理的に整合性があるか?

問題の『問い』に対して、何が問われているかを理解し、それに対して

的確に答えようとしているか?

 

私は、この部分を、シビアに見ています。

 

数学は、『考えることそのもの』を扱う教科です。

問題に出てくる、数値、図形なんてのは、単なる道具にしかすぎません。

数学の根底にあるものは、徹底した論理です。

それだけに、『自分のアタマをどれだけ働かせることができるか?』が問われるんです。

 

 

理解、納得することは、スタートラインに立つこと。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。