出来なかった生徒ができるようになる過程で必ず通る段階があります。
それは《ちゃんとした質問》をするようになるという段階です。
《ちゃんとした質問》が出来るようになるということは、「何が分からないか」が分
かっているってことです。これって、実は、メッチャ大切なことなんです。
何が分からないかがわかることって、真実のすぐ近くまで来てる証拠なんです!!
しかし、大部分の生徒は「なんとなく、ぼんやりとわからない」・・・・・
だから、質問も「わかりません」「意味がわかんない」・・・・・こんな感じで
《ちゃんとした質問》・・・・すなわち、自分は、こう考えたけど、実際は、違って
た、そこで、自分の何がマズかったのか?・・・という具体的な質問が出来ないのです。
例えば、小さいお子さんに、「なぜ、海は青いの?」とか
「なぜ、分数の割り算の時、ひっくり返してかけるの?」など当たり前のことを聞かれ
て、色々と調べていくうちに「あっ~そういうことねっ!!」って自分が納得することって
ありませんか?
当たり前のことを当たり前として鵜呑みにせず、常に「何故?」と疑問を持つ習慣をつけ
ることが大切です。
小さい子供が、しつこいくらいに「なぜ?」を繰り返すのと同じように、数学を勉強して
いく上で、「なぜ?」と問い続けることが、とても大切なんです。
つまり、「なぜ?」が増えていく勉強方法こそ、強靭な足腰を鍛える勉強法です。
「なぜ、ここでこんな式変形をするんだろう?」
「なぜ、ここで、こんな解法が思いつくんだろう?」
「なぜ、ここで、いきなり、相加相乗なんだろう?」
・・・・・・・・・・・・・
従来は、
「そういうふうに、決まっているもんなんだ」
「きっと誰かが、思いついた発想なんだろう」
「とにかく、やり方を暗記しとけばいい話さ」
と考える事をストップしてたところで、諦めずに「なぜ?」を繰り返していくんです。
そうすることで、自分の本当に分からないところが明らかになるだけでなく、
当然、その答えが知りたくなるでしょう。
答えを探して、ネット、本などで調べたり、人に聞いたりしたくもなるでしょう。
結果として、勉強が能動的になります。
勉強(大学受験)は、能動的でなければなりません。
「他力本願」は、問答無用のアウト!!
誰かが、与えてくれるのを待つだけではダメなんです。
予備校の先生の黒板を必死にノートにとって、その字づらを追っかけるだけではダメなんです。
自分自身の手で、自分が欲しいものを探せるようになって、初めて(勉強するうえでの)一人前です。
自ら動き、自らの手でゲットしたものは、完璧に身に付きます!!
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。