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2017
7/22

◆実力養成会通信 第504号 ”ただ、ひたすら、打つのみ!!” の巻

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私は、お預かりしている生徒、一人一人に対して、

『真の実力』

『本物の学力』

を養成する!!

これを柱としながら、いろいろと指導させてもらってます。

 

ですから、パターンに乗って、機械的に解いて、正解だったとしても、

手取り足取りで、ヒントをもらいながら、正解だったとしても、

それは、”目先の正解” をゲットするためのもの・・・・・・・

こんな感覚でいます。

 

ある中学生を指導してました。

一コマ90分の中で、この生徒が私に以下のような質問を数多くしてきました・・・・

 

 

『約分していいんですか?』

『このあと、どうすればいいんですか?』

『ここは、そのまま、計算していいんですか?』

『図は、描いた方がいいんですか』

『ここは、こう書いた方がいいんですか?』

CIMG9309

(画像は、本文とは関係ありません。イメージです)

 

私は、生徒に問題演習をさせる時、

必ず、例題を用いながら、『着眼点』『方針の立て方』『細かな計算方法』等を

その生徒の水準に合わせ、かなりかみ砕いて、説明します。

そのうえで、演習させてます。

 

にも、かかわらず、問題を解いてるさなか、このような、質問をしてきます。

私の説明を聞いてない?・・・・・・・

いや、しっかりと聞いて、納得してるんです・・・・

 

ヒントをもらいながら、解くことが

常態化してるんです。

習慣になってるんです。

理由は、以前、通ってた個別指導の塾がこのように指導してたから。

ヒントをもらいながらでも、正解に至る・・・生徒にとっては自信になります。

そういった意味では、すべてを否定はしません、この指導法だって”あり”とは思います。

 

 

この生徒を責めてるんではありません。

この生徒は、頑張ってるんです。

必死に、答えを導き出そうとしてるんです。

裏を返せば、それだけ、正解にこだわってるんです。

悪いことではありません。

 

とはいえ、

私が、ここで、危惧してるのは、以下の2点。

指示がないと前へ行けない!! 

どうすればいいか?  こういった局面で、自分で判断できない!!

 

当然ながら、試験本番では、このように聞ける人、頼れる人はいません。

 

私が、生徒へ求めてることは、『正解』ではありません。

自分のアタマで、考え、自分の手で、計算し、最後まで、やりきる!!

 

だから、私にとって、〇か✖かは、それほど重要じゃありません。

 

生徒が、思考回路をフル稼働させながら、論理的に考えて、泥臭くてもいいので、最後ま

で、やりきる・・・・・これが、重要なんです!!

CIMG6587

(画像は、本文と関係ありません)

 

バスケットのシュート練習に例えましょう・・・・・

コーチからのアドバイスを聞いただけでは、上達しません。

何本も、何本も打って、打って・・・・・・

何回も、何回も外して、失敗して・・・・・

そうやって、上達していきます。

要は、打たなきゃ、上達しません。

 

数学も、一緒です。

『打つ』ことが、『演習』です。

間違って、指摘されて、修正をかけてもらう・・・・・

 

この繰り返しの中で、真の実力が養成されるんです。

 

仮に、上のような質問を繰り返しながら、正解にたどり着いたとしましょう。

 

これって、本当に、この生徒が力をつけたことになるんでしょうか?

 

生徒にとったら、〇がついたので、喜ぶでしょう。

保護者の方も、『よかったね』となるでしょう。

 

残念ですが、これは、自己満足でしかありません。

目先の正解を、ゲットさせてもらっただけの話。

だ・か・ら・・・・

一過性の理解。

ヒントありきの、瞬間的正解。

瞬間的最大風速。

 

大切なことは、

自分で、見通しをたてて、式をつくり、計算を実行する。

 

学力のあるなしに関係なく、志望校がどこか? に関係なく、

お預かりさせてもらっている生徒に対して、私が、常に意図してるのは、ここです!!

 

コーチのアドバイスを元に、

シュートを何本も、何本も、打って、上達していくんです。

もちろん、何度も失敗するでしょう・・・・・

めげずに、実直に、ただ、ひたすら、打つ・・・・・・

 

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。