各高校で実施される定期試験、もしくは、小テスト。
講師、教員側から見れば、「生徒の定着度」「生徒の努力」をみる評価教材。
では、学校運営側、保護者側から見たら?
「先生たちがどれだけ頑張って指導してくれたか?」
「先生たちがどれだけ、うちの子供を伸ばしてくれたか?」
そんな評価教材ってとらえることも出来ると思うんです。
もちろん、保護者の皆さんは、
「いやいや、本人(生徒)の自覚の問題」
「本人が頑張らなかっただけ」
と皆さん、一様におっしゃいます。
でも、ちょっと待ってください!!
勿論、おっしゃる通りなんです。
その通りなんです。
私も異論はありません。
しかし、すべて、生徒の責任として片づけていいのでしょうか?
特に、私立高校、および中高一貫校に通われてる生徒の保護者の方々は、
公立高校より高い授業料を払われてるわけです。
主張すべきは主張すべきと思います。
生徒を成長させることの出来ない『残念な教員』
そんな、『残念な教員』がいるのも事実です!!
試験の結果は、生徒だけのものではなく、
生徒と学校・各教員の協働作業の結果。
私は、そう見るべきモノと認識しています。
さて、
最近の大手予備校の情報収集力、分析力は、凄まじいものがあります。
例えば、全国の高校で一斉に、年、数回実施される『スタディ―サポート』。
全国規模で実施される各予備校のマーク模試。
そして、センター本番後のセンターリサーチ。
こういった、数値を元データーとして、学校ごとで生徒が年間どれだけ伸ばしたか?
このようなデーターも独自に調査している予備校もあります。
学校平均点は、もとより、科目毎の推移もです。
ビックリしませんか?
私は、こういったデータを頻繁に目にしてます。
35年も、こういった業界にいれば、色々な友人・知人を通じて、
一般の方々が目にすることの出来ないデータも見ることもあります。
残念ながらこのようなデーターは、その性質上、お見せできません。
ご理解ください。
〇〇高校では、〇〇(教科)は、みな一様に伸ばしてるけど〇〇(科目)は、
逆に落ち込んでる・・・・・
このような、データーをも持ってる予備校も中にはあります。
〇〇高校の理科については、模試の平均点は他教科と比べて極端に低い。
テコ入れのために△△(予備校)から非常勤講師を入れてる。
〇〇高校の数学については、東大志望の生徒たちのテコ入れのため
◇◇予備校の◎◎講師を呼んでいる・・・・・
〇〇高校では、難関大志望者のために、放課後講習を全国規模の大手予備校の”映像学習”に切り替え た。
あるいは、ある高校では、寮においても夜間講習を毎晩実施しています。
しかも、寮には、卒業生たちがチューターとして毎晩、寮生の指導、質問に答え、
学校ぐるみ、寮ぐるみで学力アップにとりくんでいます。
それぞれの学校では、それぞれの取り組みがなされています。
高校に入学して、生徒がどれだけ学力を伸ばしたか?
あるいは、中高一貫校に入学して、どれだけ学力を伸ばしたか?
果たして、その伸びは、他の高校と比較してどうなのか?
実は、各学校間で、この差は、歴然としてます。
ひとりひとりの生徒で見ていくと、色々なケースはあるはずです。
しかし、学校全体、学年全体という視点で見ると、
やはり、差は歴然としてます。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。