ニュース・ブログ

2017
10/7

実力養成会通信 第561号 ”北海道の中学受験を考える③”  の巻

ニュース

各高校で実施される定期試験、もしくは、小テスト。

講師、教員側から見れば、「生徒の定着度」「生徒の努力」をみる評価教材。

 

では、学校運営側、保護者側から見たら?

「先生たちがどれだけ頑張って指導してくれたか?」

「先生たちがどれだけ、うちの子供を伸ばしてくれたか?」

そんな評価教材ってとらえることも出来ると思うんです。

 

もちろん、保護者の皆さんは、

「いやいや、本人(生徒)の自覚の問題」

「本人が頑張らなかっただけ」

と皆さん、一様におっしゃいます。

 

でも、ちょっと待ってください!!

 

勿論、おっしゃる通りなんです。

その通りなんです。

 

私も異論はありません。

 

しかし、すべて、生徒の責任として片づけていいのでしょうか?

 

特に、私立高校、および中高一貫校に通われてる生徒の保護者の方々は、

公立高校より高い授業料を払われてるわけです。

主張すべきは主張すべきと思います。

 

生徒を成長させることの出来ない『残念な教員』

そんな、『残念な教員』がいるのも事実です!!

 

 

試験の結果は、生徒だけのものではなく、

生徒と学校・各教員の協働作業の結果。

私は、そう見るべきモノと認識しています。

 

 

さて、

最近の大手予備校の情報収集力、分析力は、凄まじいものがあります。

 

例えば、全国の高校で一斉に、年、数回実施される『スタディ―サポート』。

全国規模で実施される各予備校のマーク模試。

そして、センター本番後のセンターリサーチ。

 

こういった、数値を元データーとして、学校ごとで生徒が年間どれだけ伸ばしたか?

このようなデーターも独自に調査している予備校もあります。

学校平均点は、もとより、科目毎の推移もです。

ビックリしませんか?

 

私は、こういったデータを頻繁に目にしてます。

 

35年も、こういった業界にいれば、色々な友人・知人を通じて、

一般の方々が目にすることの出来ないデータも見ることもあります。

 

残念ながらこのようなデーターは、その性質上、お見せできません。

ご理解ください。

 

 

〇〇高校では、〇〇(教科)は、みな一様に伸ばしてるけど〇〇(科目)は、

逆に落ち込んでる・・・・・

このような、データーをも持ってる予備校も中にはあります。

 

〇〇高校の理科については、模試の平均点は他教科と比べて極端に低い。

テコ入れのために△△(予備校)から非常勤講師を入れてる。

 

〇〇高校の数学については、東大志望の生徒たちのテコ入れのため

◇◇予備校の◎◎講師を呼んでいる・・・・・

 

〇〇高校では、難関大志望者のために、放課後講習を全国規模の大手予備校の”映像学習”に切り替え た。

 

 

あるいは、ある高校では、寮においても夜間講習を毎晩実施しています。

しかも、寮には、卒業生たちがチューターとして毎晩、寮生の指導、質問に答え、

学校ぐるみ、寮ぐるみで学力アップにとりくんでいます。

 

それぞれの学校では、それぞれの取り組みがなされています。

 

 

高校に入学して、生徒がどれだけ学力を伸ばしたか?

あるいは、中高一貫校に入学して、どれだけ学力を伸ばしたか?

果たして、その伸びは、他の高校と比較してどうなのか?

 

実は、各学校間で、この差は、歴然としてます。

 

 

ひとりひとりの生徒で見ていくと、色々なケースはあるはずです。

 

 

しかし、学校全体、学年全体という視点で見ると、

やはり、差は歴然としてます。

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。