先日、ホームページのお問い合わせフォームで、
一般の方からご相談のメールをいただきました。
中学2年生(一貫校)の娘さんがいらっしゃるお母様からです。
中2になり、学校の ”進み” が一段と早くなり、あれほどまでに、得意だった数学が
最近では、授業についていくのが精いっぱい・・・・・・・
娘さんは、頑張ってるものの、周りからドンドン離されていってる・・・・・・
このような状況です。
このような話は、ごくごく普通の、よくあるケーズです。
特に、ほとんどの中高一貫校では、中2の夏休み明けから、中3の内容に突入します。
英語、数学は、科目の特性上、『積み重ね』の教科です。
いくら、頑張っても『穴』『あいまいな領域』があれば、いくら時間をかけても、
いくら頑張っても、どうにもならないのが実情です。
何とも、切なく、悩ましい話です。
確かに、中高一貫校は、高校受験が、無い分、大学受験に特化したカリキュラムが可能と
なり、『難関大学合格』という点においては、圧倒的に有利であり、それが魅力でもあり
ます。
その一方で、一度つまづくと、”置いてきぼり” を喰らってしまい、まわりからドンドン
離され、”流れ” に合流することもできず、ずっ~と苦汁をなめさせられ、数学が『アキ
レス腱』となってしまう・・・・・・普通にある話です。
そのターニングポイントが、まさに”中2の今”・・・・・こういう状況です。
さて、この娘さんの場合、
問題を解く ⇒ あらかじめ用意された、パターンにのっとって処理する。
パターンに合致しない問題 ⇒ お手上げ!!
お話をお聞きすると、中学受験の時からの癖というか習慣なんでしょう・・・・・
とにかく、パターンにはめて解く・・・・・ここがネックとなってるようです。
パターンにはめて解く・・・・・これは、悪いことではありません。
確実に解くためには、一番、確実な方法です。
しかし、守備範囲はかなり限定されてしまいます。
ところで・・・・・
『知識』と『知恵』という言葉があります。
この二つの言葉は似てますが、全然異なります。
まぁ、簡単に言ってしまえば、『知識』は忘れますが、『知恵』は忘れません。
この娘さんの課題は『知識』を『知恵』へ昇華させることと感じました。
このようにアドバイスさせてもらいました。
パターンを覚える ⇒ 知識
パターンの原理、原則、メカニズムを理解する ⇒ 知恵
この生徒さんは、週末、体験授業となりました。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。