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2017
11/10

実力養成会通信 第594号 ”あるお問い合わせ” の巻

ニュース

先日、ホームページのお問い合わせフォームで、

一般の方からご相談のメールをいただきました。

中学2年生(一貫校)の娘さんがいらっしゃるお母様からです。

 

中2になり、学校の ”進み” が一段と早くなり、あれほどまでに、得意だった数学が

最近では、授業についていくのが精いっぱい・・・・・・・

娘さんは、頑張ってるものの、周りからドンドン離されていってる・・・・・・

 

このような状況です。

このような話は、ごくごく普通の、よくあるケーズです。

特に、ほとんどの中高一貫校では、中2の夏休み明けから、中3の内容に突入します。

英語、数学は、科目の特性上、『積み重ね』の教科です。

いくら、頑張っても『穴』『あいまいな領域』があれば、いくら時間をかけても、

いくら頑張っても、どうにもならないのが実情です。

何とも、切なく、悩ましい話です。

 

確かに、中高一貫校は、高校受験が、無い分、大学受験に特化したカリキュラムが可能と

なり、『難関大学合格』という点においては、圧倒的に有利であり、それが魅力でもあり

ます。

その一方で、一度つまづくと、”置いてきぼり”  を喰らってしまい、まわりからドンドン

離され、”流れ” に合流することもできず、ずっ~と苦汁をなめさせられ、数学が『アキ

レス腱』となってしまう・・・・・・普通にある話です。

 

そのターニングポイントが、まさに”中2の今”・・・・・こういう状況です。

 

 

さて、この娘さんの場合、

問題を解く ⇒ あらかじめ用意された、パターンにのっとって処理する。

パターンに合致しない問題 ⇒ お手上げ!!

 

お話をお聞きすると、中学受験の時からの癖というか習慣なんでしょう・・・・・

とにかく、パターンにはめて解く・・・・・ここがネックとなってるようです。

 

パターンにはめて解く・・・・・これは、悪いことではありません。

確実に解くためには、一番、確実な方法です。

しかし、守備範囲はかなり限定されてしまいます。

 

 

ところで・・・・・

『知識』と『知恵』という言葉があります。

この二つの言葉は似てますが、全然異なります。

まぁ、簡単に言ってしまえば、『知識』は忘れますが、『知恵』は忘れません。

 

この娘さんの課題は『知識』を『知恵』へ昇華させることと感じました。

このようにアドバイスさせてもらいました。

 

パターンを覚える ⇒ 知識

パターンの原理、原則、メカニズムを理解する ⇒ 知恵

 

この生徒さんは、週末、体験授業となりました。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。