ニュース・ブログ

2015
9/25

実力養成会通信 第126号 ”理にかなっていない、ミスマッチな方法” 巻

ニュース

実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、広島のY君、こんにちは。

今日は、「理にかなっていない、ミスマッチな方法」で、不合格となった

先生の 過去の指導事例の幾つかを紹介させていただきます。・・・・・

 

個人が特定されないように、多少、事実と異なる表現にしていますが100%真実です。

それぞれの生徒には、様々な困難がありました。相当の苦労がありました。これらを克服し

最終的には合格・・・・ハッピーエンド・・・・・となってます。私は、以下の3名に対して、心か

ら敬意を表しています。そのうえで、ここに紹介させて頂きます。

 

 

【ケース1】多浪生A子さんの場合

A子さんは、ある大学に見事現役合格しました。しかし、思うところあって、大学を退学し、医学部を受験することとしました。自分で、勉強していても限界があるということで、予備校の夏期講習を受講することとしました。もちろん、「医学部受験クラス」に在籍し、頑張って勉強してました。しかし、医学部は最終到達点であり、現状は、そこまでの学力はありません。現役合格したのですから、それなりの学力はありましたが、医学部となると話は別です。来る日も来る日も、予備校の予習復習に追われてました。2浪、3浪、4浪・・・・・基礎に戻ることなく、毎年、毎年、予備校を変えますが、在籍は医学部受験コース・・・・・毎日、予備校のテキストと格闘です。「わかった」となっても、「解ける」とはならず・・・・・。本人のプライドも邪魔をして、もはや、ヒトの話に耳を貸そうともしない・・・・。もう、引くに引けず・・・・。しかし、最終的には、北海道大学水産学部に合格しました。現在は、大学院で「昆布」の研究をしています。

 

【ケース2】”校内限定優等生”B子さんの場合

B子さんは、校内では、誰もが知る”優等生”。成績優秀者にいつも、名前が載ります。評定平均も4.9。志望は国立医学部。学校の授業レベルは「簡単すぎ」ということで、いつも、ハイレベルな参考書、問題集をやってました。しかし、学校の成績の割には、模試の成績は良くありませんでした。案の定・・・センター本番で失敗し不合格。浪人となり・・・・予備校では、医系〇〇とか、トップレベル〇〇などのハイレベルな講座ばかり・・・・「わかる」と「解ける」を混同。トップレベルの講座を受けていれば、自分もトップレベルに行けると・・・・勘違いしてました・・・・2浪・・・よせばいいのに、予備校を変え、さらに、また「ハイレベルな授業ばかり」・・・・3浪目で、やっと、自分の力がどれくらいなのか? いかに自分の力を過信していたのかがわかり、医学部はあきらめ、地方の国立大学の理学部に3年目で合格。

 

【ケース3】信じれるのはネットだけ。・・・C男君の場合

お母様は、強烈なというか、誰もが認める”ヘリコプターペアレント” 当然ながら、本人は、家では、いつも部屋に閉じこもって、ネットばかり。ネットに「~~で成績アップ」なんていうのがあるとすぐにそれに飛びつくものの、長続きはせず、自分に合わないとなると、また次のものへ・・・・。この繰り返し・・・・

独特の考え方をする生徒で、自分の中に、確固たる信念というか、こだわりはあるようだが・・・・・点数を取れないのを講師のせいにしたり、参考書のせいにしたり、予備校の自習室の環境のせいにしたり・・・・・。お母様もそれに連動して、「うちの子が成績があがらないのは、(予備校の自習室の空調が)寒すぎるから」と怒鳴りこんだほど。悪い子ではないのだが、ヘリコプターペアレントのお子さんの典型例、気付けばいつも自己弁護ばかり・・・。

一冊を徹底してやりきっていれば、結果は違っていたのに・・・1年間で英語の単語帳を,4~5冊変えたということも・・・・・

冬期直前講習は、ネット情報に振り回され、3予備校の掛け持ち・・・・・。

センター後でも、志望校を決められず、最終的には、自分の得点でB判定以上がついたところに出願するも結局不合格。自分で決断できない・・・・これも、ヘリコプターペアレントの子供の典型例・・・・。しかし、最終的には、東北のとある大学の農学部に合格しました。現在、「バイオ」の研究をしています・・・・・・・

 

 

上の3例は、まぎれもない実話です。

 

今一度、ビリギャルさやかちゃんを思い出してみてください・・・・・

偏差値40にも達してない生徒が慶応を目指しました。偏差値40にも達してない生徒が、いきなり「慶応長文読解対策」みたいな講座を取得しても、ついていけるわけがありません・・・・英語のスタートは、中1レベルからでした。身の丈に合ったレベルからスタートして、着実にステップアップを図ったから合格が実現できたのです。

医学部を目指す生徒が、皆、一様に、医学部対策の講座を取得する・・・・本当に、身の丈に合ったレベルなんでしょうか?   医学部志望だから・・・レベルの高いことをマスターしなければならないから・・・・こう考え、背伸びしすぎの生徒が多すぎるように思っています。

実力養成会には、マーク模試で800点を超える生徒が3名います。これら3名は、ハイレベルなことは一切やってません。まさに、王道を、ひたすら、実直にやりきらせてるだけです。

その結果として800点までこぎつけました・・・・・・・

理にかなった方法で、ひたすらやれば、絶対に点数はアップします。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。