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2018
6/27

実力養成会通信 第813号 ”問題を「手だけで解く」から「考えて解く」ために” の巻

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昨日の、続きです。具体的な問題を通して、説明させていただきます。

 

【青チャートⅡB】の下の”演習例題80の(1)”を取り上げます!!

◆『手だけで解く』生徒・・・あらかじめ、用意された解答解説を受け入れる勉強

①与えられた式から、機械的に数字を拾う

公式に数字をぶち込む

③計算

④解説を見て、『なす角』だから、90度からひけばいい・・・・

このように安易に解釈して、『出来た』

 

◆『考えて解く』生徒・・・・まったくの”白紙”状態から論理を積み上げていく

①与えられた条件の下で、図を描く

②与えられた条件の下で、『なす角』につながりそうな“もの”、”事実”を洗い出す

③方向ベクトル、法線ベクトルに着目する

④これらを図に落とし込み、『なす角』との関連性を検証する

試行錯誤を繰り返し、正解を導く

 

 

決定的な違いをおわかりいただけたでしょうか?

 

本問に関して言えば、手だけか、考えて解いてるか?・・・・

それは、生徒がノートに図を描いてるかどうかで、一発で分かります。

なぜなら、最後の”90から引く部分”のところは、頭の中だけでは、処理できないから。

図に落とし込んで、図と”にらめっこ”して初めて見えてくる事実だからです!!

 

 

考えて解く・・・・そのためには・・・・

数学において、どんな領域の問題、どんなレベルの問題にも共通するアプローチがありま

す。次の10点です!!・・・・この10点を”よりどころ”とする・・・・まずは、ここから

 

①次数を下げる

②周期性を見つける

③対称性を見つける

④逆を考える

⑤和よりも積を考える

⑥相対化する

⑦帰納的に思考実験する

⑧視覚化する

⑨同値変形を意識する

⑩ゴールからスタートまでたどる

 

本問においては、上の⑥と⑧で解いたわけです!!

 

 

 

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。