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2018
8/8

実力養成会通信 第855号 ”しっかりと具体的に!!” の巻

ニュース

『ざぎんで、シース―』

 

もう死語なんですかね(笑)

 

いわゆる、業界用語・・・・・・

 

塾、予備校業界でも、意外とあったりします・・・・

 

『モンペ』・・・・・・モンスターペアレント

 

この他にも、業界用語というよりも

予備校(塾)講師が、無意識のうちに、よく使うフレーズに・・・・

 

『底上げをする』

『精度を高める』

『クォリティーを高める』

『詰めが甘い、足りない』

・・・・・・・・・・・

まぁ、あげてもキリがないのでこの辺にしておきましょう。

 

保護者の皆さんも、お子さんが中学時代、塾に通っていた時、

塾の先生から、面談等で一度は言われたことがあるフレーズではないでしょうか?

 

『〇〇君は、英語の底上げが最優先ですね・・・・・』

『〇〇ちゃんは、~~の詰めが甘いんですね・・・・』

『イディオム全体の詰めが全然足りない・・・・・

 

面談の中で、予備校(塾)講師がいかにも、いいそうなフレーズです。

 

保護者の側からすると、

底上げして欲しいから塾に通わせてるんですよね?

詰めが甘くて、こまってるから、塾に通わせてるんですよね?

 

中堅の予備校(塾)講師にありがちな、”あるある”です・・・・・

 

ただし、言ってる予備校講師は、悪意があって言ってるのではありません!!

ごくごく普通に、的確な事を言ってるはずです!!

生徒を思い、何とかしてやらねば・・・・こんな思いで言ってるんだと思います。

ただ・・・・業界にそこそこ長い間いることで、

このような表現が、”当たり前”になってるんです・・・・・

予備校講師間でも、ごくごく普通に言ったりもします。

 

 

このように、

『底上げをする』

『精度を高める』

『クォリティーを高める』

『詰めが甘い、詰めが足りない』

これらは、みな、とても抽象的な言い回しです。

担当講師の”主観”です。

 

それを言われる側・・・・生徒、保護者は、どうなんでしょう?・・・・

なんとなく、分かるような気がするけど、そうなのか・・・・で終わりませんか?

 

 

例えば、予備校(塾)講師が生徒へ『詰めが甘い、足りない』と言うならば・・・・・

そして、『詰めの甘さ、足りなさ』を改善させたければ・・・・

具体的事例で、明確に指摘してあげる。

それらを克服するための具体的な学習活動項目を提示してあげる、

もしくは、一緒に考える、時には、本人に考えさせる。

 

こうしてあげないと、結局、一般論、抽象論で話が終り、

責任を全て生徒に丸投げしてるように思えてならないのです。

 

もう、かなりの前の話なんですが、

ある全国規模の予備校で数学を指導させてもらってました。

その時の、保護者宛ての指導報告書がまさしく、このような表現のオンパレードでした。

おそらく、今は、改善されてるかと思います・・・・・・

当時、強烈な違和感を覚えました。

 

 

保護者のみなさんは、どう思われますか?

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。