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2018
8/9

実力養成会通信 第856号 ”高校入試、裁量問題について” の巻

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普段、中学生を指導されている塾の先生たちを悩ませるのが

『裁量問題』でないでしょうか・・・・・・

 

 

実力養成会にも、公立高校を受験する中3生が数名います。

そのうちの一人に、昨日の指導で、抜き打ち的に、この『裁量問題』をやらせました!!

1問のみ、”勘違い” でミスしましたが、しっかりと対応してくれてました!!

まさに、『ファインプレー』と言えます!!

 

ひょうひょうと、涼しい顔をしながら、解いてました。

ちなみに、この生徒は、この夏から指導スタートしました!!

この生徒にとって、裁量問題を解くのは、今回が初めてです!!

勘違いの部分も、私が、『着眼点』を伝えると、このように・・・・・・・

初めて、解く裁量問題・・・・・なぜ、このようにしっかりと対応できるのか?

 

それは・・・・

考える習慣が身に付いている!!

試行錯誤しながら、解法を見つけ出していく・・

このような習慣が身に付いているからです!!

 

そして、この習慣(姿勢)は、高校へ進学した後、大きな実を結びます!!

逆に、この姿勢が確立してない生徒は、高校進学後、『糸の切れた凧状態』になります。

 

 

こういった習慣が身に付いてる彼らの思考回路は、おおむね、以下のようになってます!!

 

①ゴールからスタートをたどる

②視覚化する

③帰納的に実験してみる

④対称性、周期性を見つける

⑤相対化する

⑥常に、次数ダウン

⑦和より積

 

 

『裁量問題』は、《解く》と考えたら、難しい問題です!!

しかし、《試行錯誤》をするための問題と考えると、『良問』です!!

 

数学をパターンで解くことも、時には必要と思いますが、

やはり、常日頃より、生徒へ『考えさせる』『試行錯誤させる』ことが、

どれだけ大切か・・・・・・・・ということでしょう・・・

 

私は、個人的には

こういった問題をドンドン、入試で扱って欲しいと思ってます!!

そもそも、数学の大黒柱は『論理的思考』です。

 

とかく、数学と言えば、

『解く』だとか『導く』とか『証明』するってことに目が行きがちになりますが、

『論理的思考』の具体的産物が『解く』『導く』『証明』ってことです。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。