普段、中学生を指導されている塾の先生たちを悩ませるのが
『裁量問題』でないでしょうか・・・・・・
実力養成会にも、公立高校を受験する中3生が数名います。
そのうちの一人に、昨日の指導で、抜き打ち的に、この『裁量問題』をやらせました!!
1問のみ、”勘違い” でミスしましたが、しっかりと対応してくれてました!!
まさに、『ファインプレー』と言えます!!
ひょうひょうと、涼しい顔をしながら、解いてました。
ちなみに、この生徒は、この夏から指導スタートしました!!
この生徒にとって、裁量問題を解くのは、今回が初めてです!!
勘違いの部分も、私が、『着眼点』を伝えると、このように・・・・・・・
初めて、解く裁量問題・・・・・なぜ、このようにしっかりと対応できるのか?
それは・・・・
考える習慣が身に付いている!!
試行錯誤しながら、解法を見つけ出していく・・
このような習慣が身に付いているからです!!
そして、この習慣(姿勢)は、高校へ進学した後、大きな実を結びます!!
逆に、この姿勢が確立してない生徒は、高校進学後、『糸の切れた凧状態』になります。
こういった習慣が身に付いてる彼らの思考回路は、おおむね、以下のようになってます!!
①ゴールからスタートをたどる
②視覚化する
③帰納的に実験してみる
④対称性、周期性を見つける
⑤相対化する
⑥常に、次数ダウン
⑦和より積
『裁量問題』は、《解く》と考えたら、難しい問題です!!
しかし、《試行錯誤》をするための問題と考えると、『良問』です!!
数学をパターンで解くことも、時には必要と思いますが、
やはり、常日頃より、生徒へ『考えさせる』『試行錯誤させる』ことが、
どれだけ大切か・・・・・・・・ということでしょう・・・
私は、個人的には
こういった問題をドンドン、入試で扱って欲しいと思ってます!!
そもそも、数学の大黒柱は『論理的思考』です。
とかく、数学と言えば、
『解く』だとか『導く』とか『証明』するってことに目が行きがちになりますが、
『論理的思考』の具体的産物が『解く』『導く』『証明』ってことです。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。