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2018
11/23

実力養成会通信 第964号 ”2020年大学入試改革・・実力養成会として、どうとらえてるか?” の巻

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実力養成会には、現高1生の会員も数多く在籍してもらっています。

 

生徒はもちろん、保護者のみなさんも、2020年から実施されるセンター試験に代わる

“新テスト” および、”様々な試み”に関しては、大変気になるところだと思います。

 

特に、実力養成会の会員の保護者の皆さんは、教育的関心度がとても高いです。

それゆえ、私自身、そして実力養成会は、この一連の大改革について、どうとらえ、どう

対応していこうとしてるのか?

 

この辺の部分について、書かせていただきたいと思います。

 

 

 

今回の、『大学入学共通テスト試行調査』で色々な部分が見えてきました!!

先日のブログでも書かせていただきましたが・・・・

 

現時点での、私の、個人的な見解は・・・・・

 

知識偏重の入試は、結局、是正されない!!

 

 

名称が、どうであれ、入試制度(受験生を”ふるい”にかけるため)の性質上、

“ふるい”にかけるための問題(平易な難問)は、大学入試共通テストでも、バリバリ生き残

ります・・・・・・・

今回の試行調査問題、その前の調査問題をみて、それなりの経験のある方なら

向かおうとする方向、問題の”質”は、おのずと見えてきます!!

 

よって、受験生、特に旧帝大クラス以上を狙う生徒にしてみたら、

この『平易な難問』にしか使えない知識、テクニックを膨大な時間をかけて習得するこ

ととなる!!・・・・・・・このようになっていきます。

 

 

センター試験を廃止して、『大学入学共通テスト』を導入!!

その狙いは・・・・・ザックリ言えば、学力の3要素を評価するためです。

 

3要素って・・・・・

『知識・技能』

『思考力・判断力・表現力』

『主体性を持って、多様な人々と協働して学ぶ態度』

 

この3つを評価するためなんです・・・・・・・

だから・・・・記述式解答を積極的に導入、会話文を積極的に導入・・・・

その結果・・・・『平易な難問』が随所に登場・・・・・・

 

ここで私の言う『平易な難問』とは、

問題自体は、シンプルで、基本的な知識だけで解けるけど、表現を複雑にする、会話文の

中で考えさせる、すなわち、平易な問題をあえて、分かりにくく、解きにくくすること

で、正答率を下げようとする狙いが、問題から読み取れます。

 

 

結局は、それ専用のトレーニングを積まなければ、それなりの点数は確保できません。

数学の専門家ですら、攻略困難な奇問も今後、続々登場するでしょう!!

 

河合さん・・・・駿台さん・・・・・東進さん・・・・

大手予備校は、この新テストに向けた模試の問題作成に取り掛かってると聞いてます。

模試だけではなく、問題集、参考書等も今後、続々出版されていきます!!

今まで以上に、攻略本、裏技集がもてはやされるようになります!!

 

 

さて、現在の国公立大学では、

一般的には、センター試験と各大学の実施する二次試験の合計点で合否が判定されます。

中には、東京工業大学のように、センター試験の結果を合否判定に持ち込まない大学もあ

ります。すなわち、950点満点のセンター試験で600点以上取れば二次試験の受験資格が

得られるだけ、ですから、センター試験の点数は一切考慮されません。

 

今後・・・・・

『大学入学共通テスト』は、この東京工業大学のように、

2次試験の受験資格をえるための、必要最低限の学力をみるためのテストになっていく運

命にあると考えます・・・・・・

 

以上まとめると・・・・・

実力養成会では、現高1生に対して、特別な対策を施すとか、指導方針に修正を加えると

いうことは、考えておりません。

従来通り、『本質の追及』を軸足とし、『生徒の自立』『生徒に考えさせる』を両輪とし

て、やらせていただきます。

 

合わせて、私自身も、この『大改革』に関して、真摯な気持ちで向き合い、勉強を継続

し、研修会等のイベントにも積極的に参加し、アンテナを常に張り巡らせていきます。

 

ネットの記事に踊らされること無く、妄想だけで暴走することなく、地に足をつけ活動し

ていきます。

 

 

現高1生から始まる、大学入試新制度における大学受験に対しても、安心して、

実力養成会にお任せください!!

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。