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2019
1/13

実力養成会通信 第1015号 ”現中3生の保護者の皆様へ!! 健全なる危機感をお持ちください” の巻

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中3の入試直前期・・・・・

そりゃ~も~、必死で勉強するでしょう!!

高校入試が終了した時点で、受験が終わった・・・・といって気が緩み、

勉強量が、一気に減るというか、ピタッとしなくなるでしょう。

 

しかし、高校での実際の学習内容は、『中3の時』よりも圧倒的に量は多いし、難しいで

す!!・・・・だから、中学まではそこそこの成績だったけど、高校に行った途端、急にで

きなくなった・・・・・こういう生徒は多数いますし、これが北海道の実情です。

北海道大学の合格者が、本州勢に喰われている最大の理由がここにあります!!

 

生徒、保護者の方々に、健全な危機感をお持ちいただきたいと思います。

 

 

 

まず、毎年、新高校1年生が、ぶち当たる最初の関門・・・『場合分け』です!!

いずれも、教科書傍用問題集4Step(札幌南、北、西、東で採択)からの抜粋です。

 

◆画像の【例題9】いたってシンプルな不等式です。・・・解説は、たったの4行!!

本質を理解できない生徒は、ごり押しで丸暗記します!!

◆【2次関数での場合分け】

 

ご紹介させてもらった、この3題は、なんのことはない、基本問題です。

しかし、『生徒』にしてみたら、初めて、遭遇する『場合分け』の問題です。

 

なぜ、『場合分け』が難しいのか?

それは中学数学に原因があります(中学数学の批判ではありません、仕方のない事です)

 

中学数学は、あくまでも『問題が解けることが大前提』だったからです。

 

具体例を挙げましょう。

中1の方程式の塾教材のなかの『例題』です。(4)です!!

『両辺を-6でわる』とあります。

学校でも塾でもこのように教えられます。

文科省が、これをスタンダードとしてるんです。

 

そもそも、両辺を-6でわれるのは、-6が0でないからです!!

この大前提が、あるから、当たり前のように、両辺を〇でわります。

ですから、暗黙の了解の大前提の上で、問題を解いてたのです。

 

高校数学は、大前提は、ありません!!

前提は、自分で設定しなくてはなりません。

 

 

解くための、前提を自分が考えて、設定し、その条件の下で解く!!

 

 

これが、高校数学のスタンダードなんです。

 

 

このスタンダード、すなわち『型』を構築できない生徒は、

この時点で、数学に背を向けてしまいます・・・・・

あるいは、

『ごり押しのマル暗記』で乗り切ろうとします・・・・・

その結果、『考える数学』が『暗記した解法を再現する数学』に成り下がります。

 

 

中学数学・・・・・パターンで問題を解く数学が身に付いてる生徒は、高校数学では、か

なり苦労します。

 

 

いずれにせよ・・・・

高校入試終了後も、勉強は、しっかりと継続しましょうね!!・・・・ってお話でした。

 

高校数学を熟知した、しっかりとした先生をいち早く探すことをお勧めします。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。