例えば『連立方程式』・・・・・・
中学でも学習しますし、高校でも学習します。
一体、何が違うんでしょうか?・・・・・・
まず、中学で学習する連立方程式は・・・
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◆では、高校で学習する連立方程式は?
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一体、どこが違うんでしょうか??????
同じ『数学』なんです!!
しかし、中学数学と高校数学は、別物!!・・・・・こう考えた方がいいです。
確かに、中学数学をベースとして高校数学はあるんですが・・・・
中学数学と高校数学の決定的な違いを分かり易く書けば・・・・
【中学数学】
『わかる』= 『できる』
『問題を解く』=『作業』
【高校数学】
『わかる』 ≠ 『できる』
『わかる』⇒ 『反復』 ⇒ 『できる』
『問題を解く』= 『知的格闘』
高校数学では、『わかる』と『できる』は、全くの別物であり、
両者の間には、大きな壁が存在してます!!
高校数学では、『問題を解く』とは、試行錯誤の連続、すなわち『知的格闘』そのもの。
作業として、解けるのは、教科書の例題、練習問題レベルのみ。
もう少し踏み込みます。『連立方程式』を例にします。
中学の連立方程式は、解を求めることが出来る・・・ここがゴールです。
高校の連立方程式は、同値変形の概念を理解することが、ゴールなんです。
すなわち、連立方程式を題材にして”同値変形”を学ぶんです!!
この考え方をベースとして軌跡、通過領域、存在範囲へと進んでいくわけです!!
更に言えば・・・・連立方程式の図形的意味合いについて・・・
中学では、連立方程式の解 ⇔ 交点の座標
高校では、2直線の交点の座標の表現の仕方を 最もシンプルな2直線で表現し直す
こういうことです!!
ところが・・・・・連立方程式なんて中学でやったし楽勝~・・・
で終わらせてる高校生が多いんです(泣)・・・
解けるから大丈夫・・・・・という中学数学の感覚から脱却できてないんです・・・・・
こういった生徒は、やがて、『解法丸暗記』・・・・・・
暗記した解法を再現するだけの勉強になっていきます・・・・・・・
まとめます!!
中学数学 ⇒ 作業中心
高校数学 ⇒ 論理的思考中心
さらに・・・・やっかいなことに、この違いを認識できないまま、
中学数学の感覚で、高校数学を勉強しようとしてる生徒が相当数いるって事です。
実力養成会の現高1の会員のほとんどは、高校入試終了直後から、
本格的に高校の勉強をスタートさせてます。
私もバリバリ指導させてもらってました!!
数学は、もちろんのこと、それ以上に意識してたのは、
自学自習のスピリッツを叩き込む!! ということだったんです!!
ですから、今回の定期考査で高1生がメチャクチャ結果をだしてるのは、
私からすると、当然の事・・・・・といううとらえです。
逆に、あれだけの結果をださないと、保護者の方に顔向けできません(笑)
なぜならば・・・・・・他の生徒が、入試が終わって遊んでる中、
我々は、あれだけのことをやってたんです。
今日も最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。