高2『空間ベクトル』導入部の指導例を紹介させていただきます。
『空間ベクトル』を苦手とする生徒は多いです!!
それは、なぜか?
いたってシンプルな理由です。
『イメージする』ことが、下手だから・・・・
『イメージする』方法を、知らないから・・・
空間ベクトル・・・・・
カギは『図』を描けるか、どうか?・・・・極論するとココに帰着します。
ですから、私は、空間ベクトル指導の際は、とにかく、『図』を多用します!!
『このようにして、図をドンドン描いていくこと!!』を強く言い続けてます!!
とにかく、図を多用し、図とにらめっこする事!!・・・・ここを強調します!!
生徒にとって、『図』は、最初から与えられるモノ・・・・こう考えがちです。
『図』は、自分で描くもの。
『図』が、羅針盤となるんです。
こういう”感覚”が身に付いてくると、生徒のノートは、おのずと、
こういう感じになっていきます!!
空間ベクトル・・・・・『図を多用!!』の他にも大切なことがあります!!
それは・・・・
教科書に書かれてある、”当たり前のこと” に対しても、疑問を持つこと!!
なんで?
どうして?
の疑いの目を持つこと!!
そして、その疑問に対して、明確に答えられるようになること!!
これが、私がよく言う”基本”です!!
教科書に書かれてある事は、”基本”ではないのです。
教科書に書かれてある事は、”初歩”です。
例えば・・・・
どの教科書にも、書かれてある、下の画像!!
なんで?
どうして?
皆さんは、この問いに明確に答えられますか?
◆
◆なぜ?・・・・どうして?・・・・その疑問に明確に答えられる”ロジック”を構築するこ
とが、基本です!!
まず、直交座標の話から入ります。
斜交座標へと話を膨らませていきます!!
以下のように、説明すると・・・・
生徒は、ストンって”納得”・・・・いわゆる“ふ”に落ちるってやつです・・・・
このことをしっかりと理解できれば、『共面条件』関連の問題は、ほとんど、対応可能
となります!!・・・・・・なぜならば、『根底』が理解できてるから!!
当たり前のことに対して、疑問を持つ・・・・自問自答する。
自分なりに、納得のいく説明ができるようになる。
これが、『基本』です。
例えば・・・・・・
分数の割り算。
『ひっくり返して、かける!!』
なぜ?
どうして?
理屈がどうであれ、ミスなく計算できればOKでした。
しかし、高校数学は、高度になればなる程、理屈を根底から知らなくては、
対応出来ません!!
『理屈』を知ること、理解し、納得すること、そして自分自身に対して納得のいく説明
ができること・・・・これが『基本』です!!
『基本』と『初歩』は、全くの別物です。
今日も、最後まで、読んでいただきありがとうございました。