ニュース・ブログ

2019
12/15

実力養成会通信 第1349号 ”数学答案を作成する際のポイント①” の巻

ニュース

国公立2次、私大入試で課せられる『記述式試験』

単に答えがあってるかどうかを見るもんではありません!!

答えを導くまでの過程を『論理的に説明する力』を見るためのものです!!

 

 

この辺の意識が低すぎです!!

 

 

具体的な事例をもとに説明させてもらいます!!

問題は、コレです68番の(1) 数ⅡB 4step   から抜粋しました!!

ある生徒が実際にこんな答案を書きました・・・・・

一見すると・・・・・なんの問題もなさそうな答案ですが・・・・

実は、“変”な答案なんです!!

もし・・・・これが2次試験本番だとしましょう!!

 

0点!!・・・・・チィーン(泣)

 

 

『証明』というものがどんなものであるか?

ここが曖昧だから、このような答案になってしまうのです!!

私が言う『意識が低すぎ!!』という部分です!!

 

 

いま、ここに、成り立つか、成り立たないか、わからない式Q があるんです。

我々は、この式Q問答無用で成り立つことを皆に納得させるんです!!

 

この時、我々は、疑いもなく成り立つ式Pを事前に用意します!!

Pは、誰もが認める、納得している 正しい式です!!

 

でっ・・・・・

この式Pが成り立てば・・・別の式P’成り立つことを説明します!!

当然Pが成り立つことを納得してる人たちは、P’も成り立つことは納得済みとなります!!

さらに・・・・

P’が成り立てば、P”が成り立つことを説明します!!

 

こうして式をつないでいき、最終的に、式Qを作るんです!!

 

この時、式Qは、誰もが疑うことのない、問答無用で成り立つ式 となります!!

すなわち、証明された!!・・・・・こういう事です!!

 

 

これが『証明』の本質です!!

 

 

 

では・・・・・

改めて、上の生徒の答案を見てみましょう!!

 

スタートは?

えっ?

証明すべき式?

成り立つかどうか、まだわかってない式じゃん!!

 

 

どこが変なのかわかりましたね?

 

すなわち・・・・

『成り立つかどうかわからない式Q』から『問答無用でなりたつ式P』を

作っただけ・・・・・・

 

 

論理の順序がまったく逆!!

 

 

この続きは、明日の通信で書かせていただきます!!

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。