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2020
7/5

実力養成会通信 第1549号 ”さかのぼり日本史” の巻

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日本史の授業は、必ず古い方から新しい時代へと時系列に沿って学んでいく。

そこで、最近注目されてるのが、さかのぼって学んでいくというスタイルだ。

 

以前、NHK で『さかのぼり日本史』が放映されてた頃から注目を浴びたようだ。

 

実際に・・・・某私立高の冬期講習も、このスタイルが取られてる。

自分の子供時代、両親の時代、祖父母の時代というように、逆から日本史を学んでいくと

いうスタイルだ。

 

もちろん、単にさかのぼるだけでは、意味がない。

物事には、何でもそうだが、必ず原因がある。

その原因を探りながら歴史を学ぶということだ。

 

 

例えば・・・・具体例を一つ上げてみよう!!

 

 

なぜ、日本で政党政治がおこなわれるようになったのか?

国民が薩長中心の藩閥政治に不満を抱いたから・・・

では、なぜ、日本で藩閥政治が行われるようになったのか?

幕末から明治にかけて、薩長閥が中心となり新政府を作ったから・・・

では、なぜ、幕末に薩摩と長州が政治力を発揮できたのか?

藩政改革に成功して雄藩となり倒幕運動に成功したから・・・

では、なぜ薩長両藩が倒幕運動に成功したか?

権威が高まった天皇を奉じる事に成功したから・・・

 

 

幕末において、にわかに天皇の権威が高まった。

そもそも、古代において天皇(朝廷)が政治権力を握っていた。

その後、鎌倉時代になると武家にその地位を奪われてしまう。

その後と言えば・・・・江戸時代までずっと武士が政権を握り続けてきた。

それが幕末の混乱期・・・・

開国や外国との通商を断固として拒んできた孝明天皇が注目を浴びるようになる。

倒幕に向かう世の中の大きなうねりの中で、政治的象徴となっていく・・・・

“天皇の下で一致団結!! 外国人を追い払え!!”という尊王攘夷論が早く、台頭

してたのが薩長だった・・・・

 

共通テスト日本史対策・・・・・このさかのぼり日本史を一部導入する!!

文化史

テーマ史などだ。

 

今、教案を急ピッチで作成してる。

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。