こういったケースの相談の電話をよく受ける。
塾(個別)の先生は、親切に、丁寧に教えてくれる。
塾は楽しい・・・
でも、成績は一向に上がらない。
具体的に言えば、
初見の問題は、ほとんど解けない・・・・
模試となると解ける気がしない・・・・・・・
こういうケースでは・・・まず間違いなく、塾の先生が”教え過ぎ” ”しゃべり過ぎ”。
よく言えば、手取り足取り、かゆいところに手が届く指導をしてくれてる。
悪く言えば、生徒をお客さん状態にさせてしまってる。
すなわち・・・・生徒は、聞くだけ、うなづくだけ、
先生の言うとおりに問題を解くだけ・・・・
生徒が『わからない』『びみょう』と言うと、先生は、これでもか、これでもかと
かみ砕き、さらにかみ砕き、丁寧に教えてくれる・・・・
皮肉なことに
生徒は、自分で考える事をしなくなる。
分からないことはすべて、先生が提示してくれる・・・・
問題を解く際にも、
設問を更にわかりやすく説明してくれ、細かなヒントまを出してくれる・・・・・
まさに、いたれり、つくせり・・・・
生徒は、知らず知らずのうちに、ドンドン他力本願になっていく・・・・・
一度、この”他力本願”状態になってしまうと、程度にもよるが、
その矯正は、学年があがるにつけ、かなり厳しくなる。
中学時代、成績が優秀で
その塾の自慢の生徒であっても、
高校に進み、失速する生徒は数多い。
こういった生徒は、例外なく、このタイプだ。
本日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。